2021年4月14日水曜日

記事

長期的には上昇するからと、レバっても、突発的なイベントで追証だよ。

人間追い込まれると、一発逆転を狙いたくなるんだよ。

今みたいなイケイケゴーゴーの相場に乗りたくて、”うずうず”しているだろう。
ビットコインのニュースを聞けば、過去最高値ばかりが連呼する。

だったら、このブル相場にレバ賭けて、一気に勝負に出ようと思うのも無理はない。
手堅いと言われる指数ETFでもレバはあるし...

だって、

長期では米国株式は上昇するんだろう。

だったら、

2倍や3倍のブルレバETF買っておけば、
現物の無レバの指数ETFより2倍、3倍儲かるんじゃーね。
それに、レバETF投資しても追証は発生しないだろう。

自分の投資資金内で投資をすることが大事。身の程を知れって奴。

レバレッジ運用には必ずレバレッジのコストが加算されている。
ボランティア(無料奉仕)で運用会社がレバしてくれているわけねーから。

レバレッジを掛ける際に、一番注意しなきゃいけないのは、
結果的には上昇するはずなんだけど、途中で大きく下落した場合、
耐えられなくなるということ。

追証という奴なんだが、これの破壊力はすさまじいから。

1万ドルの現金しかないとする。
ビザ株を株価100ドルで200株買いたいのだが、
現金1万ドルでは買えないから、まず100株分買う。
その買った100株分を担保(ただし担保金は株価に連動する)
にして1万ドル借りて、ビザ株をさらに100株買う。

ビザの株価が50ドルになると、
担保金の評価額(ビザ100株)は5千ドルと当初の半分になってしまう。
そこで、当初1万ドルの差額分5千ドルの評価損を保証するのは”あなた”。

現金の持ち合わせの無い”あなた”はビザ200株を50ドルで売り払って、
手仕舞いする。200株×50=1万ドル。
5千ドルの評価損(追証)を払って、手元に5千ドル残る。
1万ドルが5千ドルに目減りしたわけだ。

別にビザ株価が50ドルでも、
手持ちの資金で買える分の100株で済ませておけば、
売る必要はなかったのに....長期的には上昇するんだからさ。
レバを掛けると担保に預けた評価損を”誰かが”保証しなければならない。
ビザの株価いずれ100ドルに戻るはずだからさぁ、
と言っても、取り合ってはくれない。

上記のビザ株騒動は、お金もないのに、
自分の持ち金以上の投資をすればの作り話だけど、
レバってそんなもの、と俺は理解している。

レバETFの寿命は現物ETFよりも短い。
レバのコストが投資元本をいずれ駆逐していくから。
先物、レバは短期戦で長期投資とはまさに正反対のもの、
これこそギャンブルって思うけどな。

相場環境が良すぎて、レバを考え始めたら、自分を戒めよう。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

0 件のコメント: