ダウ銘柄の配当利回りで、グループ分けしてみると、
①アップル、ビザ、ナイキの配当利回りは1%未満。
増配余力は十分あるから、無配リスクは限りなく低い気がする。
増配よりも株価上昇のほうが凄いから、配当利回りは1%未満のまま。
②P&G、J&J、コカコーラなら、配当利回りは2-3%台になる。
配当性向が高くなる時もあるが、減配リスクは総じて低そう。
増配の勢いと株価上昇の勢いがまれに反転する(訴訟沙汰で株価暴落)ことがあるので、
一時的に配当利回りが高くなるケースもある。
③インテル、シスコなら、②と同様に配当利回りは2-3%台。
株価3桁の時が来るのだろうかと思ってしまう銘柄。
ハイテク銘柄に配当を求めるのはどうかとも思うが、
(よくよく考えると)、成長は低いがITインフラの要でもあり、
衰退リスクも低いかと思ってしまう。
④IBM、シェブロンなら配当利回りは5%台前後。
配当生活なら、このぐらいの配当利回りを望みたくなる。
しかし、減配、無配リスクが高くなってしまうのは仕方がないところ。
だったら、ダウ銘柄じゃないけど、アルトリア、AT&Tでもいいんじゃないか、
と思ってしまう。
世間一般で思われている配当生活のイメージは④がメインだと思う。
投資すればすぐに高配当の見返りがあるから、わかりやすいし、直観的に理解できる。
配当生活と聞くと、配当を増やす事に専念しがちだが、
それを追求し過ぎると、資産が増えないリスクを負うことになる。
配当再投資の投資メソッドに没頭し過ぎて、
株価下落し続ける高配当銘柄を買い続けていることに気づかない、のと似ている。
増配ペースで時間を味方にするなら、
④より①のほうが上回っている可能性も検討すべき。
XOMの今の四半期配当額は$0.84、5年前は$0.73。
AAPLの今の四半期配当額は分割調整前で$0.82、5年前は$0.52。
初期投資額はAAPLのほうが断然高いけど、
配当額はいずれXOMを抜かすと思えば。
今年のAAPLとXOMの増配次第では、
絶対額ベースでAAPLはXOMを抜かす可能性もある。
①の欠点は、これらの銘柄で配当生活を営むには投資額が数億円ないと厳しい。
最初から、それだけの資産を用意できないから、結局④だらけの銘柄ばかり追ってしまう。
配当生活を継続するなら、絶対に投資資産評価額を減らさないこと、配当額よりも重要。
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