2021年2月5日金曜日

記事

長期投資の難点は、投資した数か月間の含み損に耐えられないこと。

50歳までに一億円とか、定年までに2千円の資産とか、言うけど、
株式投資は計画通りに事は進まないし、
毎年○○%定期的に上昇するような几帳面さはない。
債券や預金とは全く違う世界。

何せ、相手は株式市場なわけ。
誰もが安く買って、高く売ろうと企んでいる人たちで、ごった返している世界。
株式市場が大きく下落することに賭けて儲けようとしている人たちもいる。

株式投資で夢は見れるけど、計画通りに事は運ばないことは承知しておくべき。
目標の投資利回りを達成できずに、消えた投資信託やヘッジファンドはごまんとある。

目標を大きく上回る年もあれば、下回る年もある。
ただそれは、年度区切りにしているから、そうなるだけ。

個人投資家なら、最終的に大きな含み益を得られれば良いと割り切れば、
途中の含み損を無視してもいい訳だが、
たぶん、多くの人は含み損を抱えた時点で投げ出すだろう。

30年間、毎年100万円ずつ積み立て追加株式投資をして、
最初の10年間は含み損だと、正直辛いはずだから途中で辞めるだろうな。

または、最初の10年間はブル相場で含み益がついていたけど、
次の11年目からベア相場で含み益がどんどん縮小するのも耐えられんだろう、
と思う。

長期投資で大きく儲けるというのは、
誰も見向きもしない銘柄を買うことでもあるんだけど、
これは正直、世間知らずとか、変り者しかできない芸当(失礼ではあるが)。

多くの人は巣籠銘柄にまだぞっこんしている最中、
ちょっと前にバリュー株シフトの流れがあったけど、
それは静かに消え去ったようだね。
今、バリュー株を買おうとしている人がどれだけいるか。

多くの人は、毎日のように高値更新する銘柄に夢中になってしまう。
要は我慢できないわけ、一時的に損する状態が。

貴方の投資ポートフォリオはすべて含み益だらけの銘柄構成になっているでしょう。
含み損銘柄は見たくもないから、すぐにでも処分する。

海外旅行が復活したら、飛行機需要、ジェット燃料が足りません、とか想像したことある?
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

0 件のコメント: