2021年1月17日日曜日

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機関投資家の投資メソッドを真似ても意味なし。投資規模が違う。

投資ブログを眺めると、多くの個人投資家の保有ポートフォリオは偏らないモノが多い。
10銘柄あって、総資産1,000万円なら、各銘柄の評価額を100万円にする。
そして、数年経過して、総評価資産1,500万円になったら、
10銘柄を150万円に均等になるように売買し直す。

その10銘柄のなかにアップル、ビザ、エクソン、ナイキ、アルトリアがあったなら、
その投資法は株価上昇銘柄アップル、ビザ、ナイキを売り、
株価下落銘柄エクソン、アルトリアを買い増しすることになる。

本当に、それをしたかったの?
株価上昇する銘柄の株式数は減りまくり、
株価下落する銘柄の株式数は増えまくってる。
本当に資産増やす気あるのか?って思わない。

個人的には長期投資目指すなら、やってほしくない投資メソッド。
株価下落する銘柄に資産投下して、どうするの?

巷では、株価上昇する株式を買い増しし、株価下落し続ける銘柄は損切でしょう。
でも、そんな芸当はできない、明確に言えば、どこまで株価の上昇・下落するか、
わからんから、買い増しも損切もせず、ガチホ静観するだけ。
アップル、ビザ、ナイキの株式数は減らないんだから、分散均等しないよりまし。

上場からアップル株価が440倍になって、
幸運にも上場からガチホして保有時価総額のポートフィリオの90%以上を占めても、
440倍の恩恵が得られるなら、偏っても十分いいと思うけど。
それをせずに、440倍になるころには、アップル持ち株1株程度までに
成り下がってしまう投資メソッドでもあるんだよ、分散均等はね。

個別銘柄投資のガチホ長期投資は、大化け株で稼ぐことができる投資メソッド。
10倍株も十分視野に入るのに、そこに毎年均等評価額でリバランス補正していたら、
10倍株のメリットを薄めるようなもん。

一時期は、財産3分法ファンドが流行して、
不動産25%、株式25%、債券50%の保有割合にこだわった投資ファンドも数知れず。

なんか、この保有割合に異常に拘る人たちの多いこと。
そりゃ、グラフ的には見栄えがいいけどさ。

個人投資家の資産規模なんか、機関投資家とは比べ物にならんのだから。
規模メリットを求める投資メソッドは個人投資家には必要がない訳。

個人投資家が求める投資メソッドは、
投資期間に制限されないことで有利になる投資メソッドを詮索すべき。

同じことは、大物投資家にも言える。
マイケル・バリー氏やウォーレン・バフェット氏のポートフォリオを
真似すること自体出来ない。
真似できないのに似たようなことしても、しくじるだけと思うけど。

投資メソッドばかり詳しくなってもな~。
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2 件のコメント:

たか さんのコメント...

まったくそのとおりです
バフェットから学ぶのは思想だけでいい

ガンプ さんのコメント...

お久しぶりです。
バフェットクラスになると投資でも規模が違うからね。
真似できないし。特定企業の優先株のお誘いなんか来ないし。w

なぜ、コカコーラ、アメックス、アップルを買ったのかを
知るほうが重要だったりするけど、俺には今だに理解できない。
バフェット氏自身は自分の投資理由をあまり公言しないからね。
特に業績数値に関して。