金融機関による投資信託商品の「回転売買」の平均は1年に3回行われているとも聞く。
売買手数料のみが収益源だから、回転売買させないと金融機関は稼げないからね。
回転売買行為は違法でもなく、ただの商行為だから、何ら問題ない。
投資信託Aを買って利益が出ている間に売却して、投資信託Bを買う。
投資信託Bを売って利益が出ている間に売却して、投資信託Cを買う。
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これが続くなら、巷の金融機関の投資信託の勧誘も悪くはないだろう。
でも、現実は。
投資信託Aを買って、乗り換え勧められて損切りして、投資信託Bを買う。
投資信託Bを損切りして、投資信託Cを買う。
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要は顧客に「損切り」ばかりさせている。
次の投資信託は大丈夫とは明確に言わんだろうが、
買わせるための理由をあれこれ考える。
銀行員が言っていることだし、大丈夫だろうと。
俺からすれば、全然信用できないだけど。
「投資信託買わずに、預金します」と言っても喜んでくれない。
でも、他人事じゃない。
これ株式投資ブログ界隈を見ると、自ら株式投資の回転売買をしている人の多いこと。
新しい銘柄を見つけたから、xxxを売ってxxxを買う
みんながこの銘柄の業績の称賛しているから、xxxを売ってxxxを買う
新製品、新サービスがいけているから、xxxを売ってxxxを買う
珍しいETFを見つけたから、xxxを売ってxxxを買う
米国の低金利で新興国の経済回復が見込めるから、xxxを売ってxxxを買う
株式投資もIPOラッシュや珍しいETF組成で溢れている。
例えるなら、パソコンで説明するとわかりやすい。
新しいCPU、SDDにするとか、性能向上ばかりに焦点を当てている人。
PCでメールとネット検索するだけなのに、なぜか高性能PCじゃないと気が済まない。
会社の管理職クラスでよく見かける。
メールと文章書くだけなのに、高性能のラップトップPCを毎年購買部に請求している。
Ryzen7、i7クラスじゃないと仕事がこなせないらしいが、
コーディング、コンパイルのような開発作業する訳じゃなし、
仕事をこなせていないのはPCの問題じゃないと思うけど。
言うと会社員でいられなくなるので我慢。
株式投資も同じで、目新しい銘柄のポートフォリオ組成入れ替えに懸命な人結構いる。
FAANGを過去20年間持つだけで良かったのに。
MVPでも良かったのに。
みんなが知っている既知の銘柄で十分稼げるのに。
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