「お金はあの世に持っていけない」と言うけど、米株指数利回り1%台の現実分かっているの？

「お金があればあるだけ使わなきゃ」と思う人が、金銭的なゆとりを持てるとは思えない。
稼ぐから使う、使うから稼ぐの繰り返しが永久に続くと思っている。

労働収入は加齢による体力、精神力の衰えで、やがてほとんどの人は労働力が途絶える。
経験や知識の多くはAIに変わるか、古臭くて淘汰されると思ったほうがいい。

途絶えた後に待っているのは、年金位しかないんだよ。

仮に８０歳になって年金を貰いつつ、
資産１億円を持っている人を「お金の使い道の分らない」人と言えるだろうか？

今１億円の預金を持っていても、年間の日本の定期預金の利子なんか「カス」。
その程度の価値しかない。
実際に資産１億円を築いた人ならわかるかもしれないが、
庶民並みの給与で、億り人になるには、それなりのリスクや苦難を成し遂げた人。
資産を使うこともできるが、使わずにいることもできる選択を持っている。

モノを消費したり、所有したりしても、結局、心は満たされない。
豪華な海外旅行、住宅、車を続ければ、それだけ、稼がないといけないんだ。
株式投資で１億円築いても、消費して３千万円になり、再度１億円稼げないといけない。
豪華なものは、それだけ維持費も毎年かかるから。
逆に維持するために生活しているようなもん。面倒だぞ。
加えて、お金を持っていることで、寄ってくる人にロクなものはいない。

面倒ごとに巻き込まれるだけ、だ。

それよか、１億円の株式が生み出す、含み益、配当で生活するほうが、
どれだけ安心して生活を送れるか。理解したことある？

ガソリンスタンド店員のロナルド・リード氏が株式投資で遺産８億円を

残したことについて、「お金を使わず～」にと言って揶揄する意見もあるけど、
個人的には賛同できない。
１年間で１億円消費するような生活送ったら、後戻りできないリスク考えたことある？

お金の心配をしたくない人は「お金を残す」もんだと思うよ。
自分がいつあの世にいくかわからないんだから。

宝くじ当選で人生狂う人は、お金は残すものじゃないと考えているから、
当選しなかった人生より悲惨な目に会ってしまうもの。

むしろね、遺産を減らさずに遺産８億円を維持するだけでも大変なこと。
GE株をガチホした人だったら、分かるはず。

まず、資産を築いてから、お金を浪費すべきか、どうか、明言すべきだな。
資産があるから、お金が増えるんだよ。それも資産が多ければ多いほど。
数千万円と１億円の世界は違うから。

S&P500のETFでさえ年間配当利回りは1.7%位で、税金引かれて7掛けの約1.1%。
1億円でも110万円だよ。この現実、理解している？

ゆっくりお金持ちになった人は、お金の使い方も慎重。