2020年12月27日日曜日

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マシュマロ実験を増配の我慢比べに置き換えれば。

配当目的の投資になると、まず話題にするのは配当利回り。
長期投資で構えるなら、これは間違いだと思っている。
増配率と継続性のほうが遥かに重要。

なぜ、ビザ、アップル、ナイキが常に配当利回り1%未満を継続しているか?
何度も言うけど、増配よりも株価上昇のピッチが速いから、
いつまでも配当利回りは上昇しない。

さらに言えば、配当利回りで買っていないんだろうな、市場参加者は。
アップル株の年間配当利回りが0.9%だから、今は買い時だとは誰も思わない。

そもそも配当利回り1%未満の株で配当を期待して買わんだろう。
配当目的なら、資産効率が悪いからね。
100万円投資して年間1万円の配当金と4万円の配当金なら、4万円の銘柄選ぶよね。

そこで思い出してほしい。投資のブログ記事でよく聞かされるマシュマロ伝説。

子供に、20分我慢したらマシュマロ2個与えるのと、すぐに1個貰うかの実験をして、
20分間我慢してマシュマロを2個もらった子供は、将来社会的に成長しましたとか、
いう実験。本当かどうかは知らん。

マシュマロを配当に置き換えれば、まさにそれじゃん。
高配当銘柄4%以上はすぐにでも配当(マシュマロ)を欲しがる自制心のない子供?
増配銘柄は将来の増配を期待して自制心のある大人ってところかな。

まぁ将来の増配を期待しているっていうことは、
実はそれ以上に株価上昇も期待できるだけどね。

2012年のアップル配当は$0.09464(分割調整)で今は$0.205だから、約2.1倍。
2012年のアップル株価は$16.3(分割調整)で今は$131.97だから、約8倍。

2012年にマシュマロ1個を我慢して、
今マシュマロ2個(2倍)もらえるまで我慢していたら、
株価8倍の恩恵があったんだな。悪くない。

配当生活も急がずに少し自制すれば、余裕が生まれるぞ。
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