2020年12月14日月曜日

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配当生活で心がけている事_市場の配当利回りに逆らわない

配当生活を試みようとすると、大方、高配当利回り銘柄に集中してしまう。
例を挙げれば、エクソン・モービル、シェブロン、AT&T、アルトリア。

配当生活で生産性を上げようとすれば、
少ない投資資金で配当額を大きく
そう考えるのは当然だろうね。

配当利回りの良い銘柄で、なるべく持続的な配当銘柄を探すから、
似たような銘柄ばかりが配当生活で紹介される。
株式市場では配当利回り5%以上の銘柄だと、大体限られるから。

5千万円で夢の配当生活が実現できるなら、1億円もいらないのかとなる。
逆に言えば、配当ばかりに関心が移ってしまい、
配当を生み出す投資元本の評価額を気にしなくなる。

結論を先に述べると、
配当生活で自慢すべきは投資元本の評価額であって、配当利回りじゃない。

「俺、配当利回り8%で配当生活実現できている、凄いだろう?」では響かない。
っていうか、俺なら軽蔑する。

「配当生活送っているけど、毎年、配当を生み出す投資元本が増えている」
これが聞きたい。

多くの庶民の生活は「労働から得た金で生活」している。
労働力はいずれ、年齢と共に衰える。だから、老後を心配する。

配当生活は「お金がお金を生みだす」ことで生活している。
配当生活が行き詰まるのは、配当利回りの低下ではなくて、投資元本の減少。
だから、何が何でも配当を生み出す投資元本の棄損には細心の注意を図る。

SPYやVOOの配当利回りが1%台なら、1%が「適切な水準」と市場は語っている。
配当生活のスパイスとして、高配当銘柄を組み入れることに反対はしないよ。
かつてのフィリップ・モリスのような輝かしい投資利回りを逃すぐらいなら、
リスクをとってでも入れておきたいもの。
でも、高配当銘柄だらけの配当銘柄ポートフォリオで、資産が増える気がしない。
資産が増えなければ、いずれインフレでやられてしまうから。

SPYとSPYDで、どちらの投資利回りが高いか検証したことある?
今すぐ手に入る配当(マシュマロ)に釣られて、
10年後の果実を逃している可能性すらある。
ある一定の財産築いてから、配当銘柄を買っても遅くはない。
財産無いうちから、配当ばかり追っても、財産は増えないと思うけど、どうかな。

配当ほど、惑わすものはないんだよな、株式投資の配当生活では。
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1 件のコメント:

ユウスケ さんのコメント...

資産形成の序盤なら高配当より連続増配ですね!
ETFならVYMよりVIGかな~♪