2020年12月15日火曜日

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元本保証はあくまで相手次第だし、何の安心にもならない。

日本には根強い「元本保証」信仰がある。元本割れを極端に嫌う。
株式なんか、元本保証のかけらもないから、見向きもされない。
多くの国民は、タンス預金か、貯金する。
1万円は1万円であり続けて欲しい。
1万円が9,999円になるのが許せないなら、株式どころじゃない。

でも、この元本保証って、本当に信用できるもの?

誰かがその元本を保証している訳であって、その相手が破産したら、
その保証なんか、何の役にも立たない。
日本国債が元本割れしないように見るのも、日本政府が保証しているから。
5年後に1万円分の国債を1万円で償還しますと、元本保証の約束をするとしよう。
もちろん、5年の間には年2回の利子を払います、と。
5年後、1万円で償還できませんでした。9,000円でどうですかと言われたら?
裁判でも起こす、国や政府相手に?
元本保証って行き着くところ、その程度の保証だと思っている。

巷にあるアパート投資も似たようなもんでしょう?
元本保証する会社が倒産したら、保証もないんだから。

手元にある1万円も為替で刻々と他の通貨に対して価値が変動していると思えば、
円貨での元本保証っていうのは、円で生活できる日本の狭い生活圏で通用する話だな、
って想像してしまう。

定期預金とが馬鹿らしくなったのは低金利っていうのもあるけど、
結局、どこかでリスクを取らないとお金は増えないと感じた。
だったら、リスクをとるべきじゃないと。
今リスクを取らないお金はマイナス金利にするって経済が言っているんだから。

国債、預金で金持ちになった人はいないよね。金持ちだから低金利でも買う人はいると思うけど、
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