2020年11月29日日曜日

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ビザ、マスターの事業はサブスクリプより強固な事業

グロース株からバリュー株へ潮目が変わったと言われる米国市場だけど、
ビザとかマスターカードのカード決済会社って、どっちなんだろうって思う。

メイン事業は個人消費のカード利用件数、金額に比例するだろうから、
景気循環株とは思うけど、
キャッシュレス、フィンテックの流行観点で見ればグロースだし、
事業規模や時価総額から見れば、バリュー株とも見れる。
 
そして、多くの人はビザとかマスターカードの事業を誤解していること。

①リボ払いはやっていない。
②貸し倒れは起きない。
③キャッシュイング業務をやっていない。

①~③をやっているのは、カード発行会社。
セゾン、三菱UFJ、アコムとか。
債務不履行で最終的に貸し倒れ(未回収)の欠損処理を行うのはビザ、マスターではない。

ビザ、マスターカードの事業が相対的に利益率が高いのは、
カード払いしたときに手数料を頂戴するだけことに専念しているから。
例えば商品5万円のカード決済をして、代金の数%程度の決済手数料をもらうだけ。
手数料は店舗が払うし、5万円の金額の肩代わりはカード発行会社がする。

ビザ、マスターはカード決済会社であって、クレジットカードは自ら発行していない。
これを多くの人は、理解できていないゆえに、不景気になると、
ビザ、マスターは危ない金融銘柄と思われやすい分、売られやすい。

実際は、IT銘柄の性格が強いし、年間報告書ではハイテク会社と自ら言っている。

昔、クレジットカード払いするのはお金のない人がやる行為(後払い)だったけど、
今では、現金払いよりも安全で、ポイントバックがあり、手垢つかずで、
現金払いよりも賢い方法に変化している。
株式投資と同様に、長期的にはカード決済件数・金額も右肩上がりだろうと予測する。
っていうか、もう完璧にディフェンシブ銘柄だし、サブスクリプより強い。

バフェット氏が言っていた言葉を思い出す。
「誰でも経営できるような企業に投資すること」
「いずれは馬と鹿な経営者が経営することになるんだから」
(って聞いたことがある。)

上場してから10年以上しかたっていないけど、
上場していなかっただけで、会社自体はオールド銘柄。
どのビジネスモデルより鉄壁だと個人的には思っている。

ロイターのこの記事読めば、さらに勇気づけられる。

ビザのCEOが誰なのか知らんだろうけど、それが強み。逆に言えば誰がCEOでも経営できるって言い過ぎだろうけど。
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