これぞ、まさしく「ピンチをチャンスに変えた」ってことだろう。
8月に250店舗を閉鎖して、eコマースに転換して売り上げの減速を防いだ。
その結果、アナリスト予測の約10倍の利益を出した。
通俗的に「ピンチをチャンスに」とはよく聞くが、
実践する人(経営陣)は、そんなこと言わないし、書かない。
パワーポイントのプレゼンなんか時間の無駄。
結果が全て、だから。
企業の強さって、実際のところ、外部環境を言い訳にせずに、
逆境を乗り切る「手際の良さ」みたいなところ。
外部環境の変化のなかで、既存事業の延命だけを考える企業には投資したくない。
いずれ、淘汰される運命にあるから。
マイクロソフトはクラウド事業に関しては後発組だけども、
自分の強みであるオフィスソフト事業のクラウド化でグーグルを引き離した。
外部環境に合わせて、株式投資していると、呑まれてしまう。
投資雑誌に煽られて、5G、AI、バイオの流行株を買っても、
これらの流行が過ぎ去ったときには、次のテーマ株を買わされる。
外部環境に合わせて経営投資するのは、企業経営者であって、株主ではない。
長期で株式投資するお考えなら、
事業変革を何度も達成している企業文化を持つ企業に投資すべき、と思っている。
蛇足だけど、株式投資で金利を気にする人いるけど、
FRBの金利政策を、なんで気にしなきゃいけないんだ、株主がさ。
気にするのは企業のCFOだよ、
自社発行社債の乗り換えして企業コストを削減するのはCFOの仕事なんだし、
FRBの金利で、保有株数を変更する理由にはならんだろう。
俺個人の思いで言うなら、
ノキア、GE、ダウ、デュポン、モトローラ、IBMなんかは、
その可能性を秘めている、と思っている。
団体旅行の時代は終わったな。団体客が一斉に押し寄せたときの暗澹たる気持ちが懐かしい。
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