2020年11月21日土曜日

記事

コロナ禍でも、事業を変革できた企業は生き延びられる_ピンチを機会に変えた企業

2つ前の記事でL Brandsの業績発表について言及したが、
これぞ、まさしく「ピンチをチャンスに変えた」ってことだろう。

8月に250店舗を閉鎖して、eコマースに転換して売り上げの減速を防いだ。
その結果、アナリスト予測の約10倍の利益を出した。
通俗的に「ピンチをチャンスに」とはよく聞くが、
実践する人(経営陣)は、そんなこと言わないし、書かない。
パワーポイントのプレゼンなんか時間の無駄。

結果が全て、だから。

企業の強さって、実際のところ、外部環境を言い訳にせずに、
逆境を乗り切る「手際の良さ」みたいなところ。
外部環境の変化のなかで、既存事業の延命だけを考える企業には投資したくない。
いずれ、淘汰される運命にあるから。

マイクロソフトはクラウド事業に関しては後発組だけども、
自分の強みであるオフィスソフト事業のクラウド化でグーグルを引き離した。

外部環境に合わせて、株式投資していると、呑まれてしまう。
投資雑誌に煽られて、5G、AI、バイオの流行株を買っても、
これらの流行が過ぎ去ったときには、次のテーマ株を買わされる。

外部環境に合わせて経営投資するのは、企業経営者であって、株主ではない。
長期で株式投資するお考えなら、
事業変革を何度も達成している企業文化を持つ企業に投資すべき、と思っている。

蛇足だけど、株式投資で金利を気にする人いるけど、
FRBの金利政策を、なんで気にしなきゃいけないんだ、株主がさ。
気にするのは企業のCFOだよ、
自社発行社債の乗り換えして企業コストを削減するのはCFOの仕事なんだし、
FRBの金利で、保有株数を変更する理由にはならんだろう。

俺個人の思いで言うなら、
ノキア、GE、ダウ、デュポン、モトローラ、IBMなんかは、
その可能性を秘めている、と思っている。

団体旅行の時代は終わったな。団体客が一斉に押し寄せたときの暗澹たる気持ちが懐かしい。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ






0 件のコメント: