2020年11月11日水曜日

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巣籠銘柄の利確を急ぐ人たち_長期投資は夢の夢

ズーム株を200ドル台で買えた幸運を、自ら放棄していないかって考えたことある?
ズーム株でなくて、アップル株に置き換えてもいい。
アップル株を10年持ち続ける覚悟に必要なのは、
今回のズーム株の株価動向が手本になる。

去年までのズーム株は株価100ドル以下で買えた。
テレビ会議システム自体はありふれたもので、IPO当時でも目新しさを感じなかった。
いくら使いやすいといっても、使う機会がなければ、誰も興味を示さない。

それが外出自粛要請で、手軽にテレビ会議を使えるのはズームだけ、俄然人気が出た。
特別な機器を用意しなくてもいいし、URLを教えてもらえれば、いいんだから。
株価は500ドル台を突破した。
そして、今週のワクチン報道で、株価は300ドル台後半までに下落。

仮に株価100ドルで買えたなら、株価は5倍から3.8倍程度に下落した。
あぁ~、含み益が減っていく、たまらん、売ろう、となる。
PERが2000倍越えの銘柄、こんなもん、保有なんかできない、となる。
利益のあるうちに売るのが正解だと。

アップル株は上場してから、何倍株になったか知っている?
幾度も株価5割以上の下落を何度も経験して、最終的に今400倍越えになった。

ズームがアップル並みに成長するかと言えば、それはわからない。
かつてのネットスケープ、ノベル、サンマイクロのようになるかもしれないし、
アドビ、インテュイット、オートデスクのように成長するかもしれない。

ズームの株価が200ドル台まで下落するかも、俺は知らない。
でも、200ドル台まで下落せずにいたら、売ったら後悔はするだろうな、と思う。
IPO当時の株価2桁に戻る可能性もあるかもしれないが、
そのときは買収される可能性もあるだろうと、思う。

J&JやP&Gのようなディフェンシブ銘柄に長期投資しても、
資産は思っているほど大きく増えないと思っている。
10年で株価が2倍になればラッキーって感じ。
指数ETF投資も似たようなもの。
配当再投資も投資元本が相対的に少なければ、
手数料や税金に負けてしまう事実を誰も教えてくれないからね。

唯一の夢は、小型のグロース株に長期投資し当たれば
投資額の数十~百万円は数千万円~数億円になる可能性を秘めている。

スクウェアのCashAppを褒めちぎったブログ報告の一か月後には、
スクウェア株の売り報告だったりするからな。どこが長期投資?

また人類が忘れた頃に、感染症の再来が来るだろうなと思う。
そして、また、自宅で働く羽目になる。

どうせ投資するなら、数十年ガチホする銘柄にすれば。
数か月で売買する銘柄は、それこそ世間でいうギャンブルだろう。

やっぱり株式投資は世間でいうギャンブルそのものが多いよね。投資じゃなくて投機。
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