2020年9月1日火曜日

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長期保有は、企業の変身に期待する

長期投資といっても、実践は意外と難しい。
投資情報を見れば、次から次へと人気流行株の特集を組むので、銘柄に目移りするからだ。
長期で個別銘柄を持ち続けるには、これらの流行を無視しなくてはいけないし、
さらには企業の不祥事にも付き合わされる。

20年前なら、オイルメジャー株を保有することは何の「ためらい」もなかったことが、
今では、反ESG銘柄の保有者と烙印をおされてしまう。

おそらく、株価下落低迷中のオイルメジャー株の保有は、
今の時代褒められたことではないのだろう。

タバコ株も同様に、株価が下落基調にあるとディスられるのはいつものこと。
アルトリアのビール会社への投資が成功して株価が上昇していたときには、
タバコ株のオワコン論議は下火だったのに。

数十年も特定の個別銘柄を持っていれば、保有銘柄の企業も変身することを実感できる。

アップルの事業変貌なんか、まさにカメレオン並み。
・PDA(Newton)事業を捨てる
・iMacでPCの大衆化を図る
・iPodで第2のWalkmanの成功
・スマートフォンへの躍進
・サービス事業への転換

いまだに、アップルがPCに執着して、
Macitoshに専念していたら、今のアップルはないだろう。
会社名をアップル・コンピュータからアップルに変更したのは、
それなりの理由があってこそ。

長期保有する一番のコツは、事業転換がうまい会社、これに限る。
ただし、本業がブレない会社を見極める必要はある。
アップル、マイクロソフト、IBM3社で事業転換が上手くいかなかった会社と言えば?
今ではIBMだと思うけど、10年先はわからない。
だから、3社の銘柄を長期保有で持っておくのも悪くはない。

オイルメジャーがエネルギーメジャーと呼ばれる日もあるかもしれん。
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