2020年8月9日日曜日

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現金1億円と評価資産1億円はまるっきり違う。リタイアは慎重に。

『 現金』1億円と時価総額の保有評価資産1億円は全くの別物。
株式資産1億円は、資産(株式)を売却すると売却益に税金がかかるので、
そのまま1億円にはならない。

株式投資に成功していれば、成功しているほど売却益は大きいから、
1億円を下回ることになる。
加えて、株式資産売却と共に会社員を止めた(リタイア)なら、
国民年金、国民健康保険がどうなるかの検証も必要となる。
会社員かつ特定口座なら、税金のことを考えなくても済んだが、
リタイアすると税金は自分で考えて、となる。
これ、経済的自由の特権でもある。

よく、セミリタイアの基準に1億円が必要かどうかの話が出てくるが、
1億円の株式評価額を言っているのか、現金1億円を言っているのか、はっきりしない。

年間400万円ずつ取り崩せば、約25年持つと言うなら、現金の話をしているのだろう。
そうかと言えば、今度は、利回り4%で回せば年間400万円の配当で暮らせると言う。
今度は1億円が金融資産(株式)の話にすり替わっている。
ハッキリ言うと、前提がコロコロ変わるから、現実味がない。

株式投資で成功して、現金1億円で我慢できるかと言えば、我慢できないだろうな。
現金は何も生み出さないから、耐えられんだろう。
それに20年も経過すれば、現金の価値は下がるだろう(物価上昇)。
私なら、利回り4%の話は胡散臭い。1%でも難しい。
なぜなら、株価が伸びている銘柄の多くはその程度の配当利回り。

経済的自由というのは、日本では組織(会社)に属さないで生活できるかの挑戦。
自分で所得税、住民税の計算をせずに、給与から差し引かれるサラリーマンって、
そりゃ、組織にどっぷりつかるわな。

組織の力を借りずに自分で生活できることを、日本では尊敬されないからな。
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