2020年8月30日日曜日

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株式分割すると、株価1セント単位の上昇率が増してくる。

アップルの歴代の株式分割を見ると、上場から持っていれば株数は56倍。
来月には224倍になる訳。上場から100株持っていれば、来月22,400株になる。
1987年 2:1
2000年 2:1
2005年 2:1
2014年 7:1
(2020年 4:1)

株式分割しなければ、今の株価を計算のしやすい500ドルに見立ててれば、
株価500ドルは28,000ドルに様変わりする。

①、②で総資産に相違はない。

①株価500ドルの株数5,600株。
②株価28,000ドルの株数100株。

しかし、株式分割の経験があれば、株価の変動幅1セントの重みが違ってくる。
説明が不親切!!!

株価$500.00が$500.01に上昇すると、上昇率は0.002%。
株価$28,000が$28,000.01に上昇すると、上昇率は0.00003571428%。

何が言いたいかというと、株式分割すると、株価の変動率の最小単位は大きくなる。
株数が増えたことで、1セントの株価変動のボラが大きくなったといえる。

株式分割するのは大方、業績の良い銘柄なので、分割後も株価上昇し続けると、
分割しないよりは上昇ピッチが跳ね上がりやすい。

これは、増配の最小単位1セントでも同じことが言える。
増配1セントでも、株数100株と株数5,600株とでは56倍も違うんだよね。

①分割しなかった株価28,000ドルで増配1セント。
②分割して株価500ドルで増配1セント。

②は5,600株持っているので56ドル分増加。①のそれは1セントのみ。

じゃぁ、株式分割っていいことばかりじゃんと思えるけど。
まぁ、株価下落、減配も同じことが言えるので、そうでもない。

いまだに日本市場では端株制度が存在する。1株単位で取引できるようにすれば不要な制度なのに。
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