米国からみれば俺達は外国人投資家だってこと。
しかし、米国銘柄の株価を論議するのは、現地と同じく米ドル建て。
今日のアップル株は、4万2千円の終値でした、とは語らない。
保有銘柄の株価が50セントでも上昇すれば、やった!と思うだろう。
でも、1日で10%の円高にでもなれば、
あっという間に、円建てでの資産増加分は消し飛ぶ。
最近のドル円為替は、非常に静か。
過去に1ドル70円の円高のような、ボラは起きていない。
だから、無意識のうちに、為替に対してリスクを感じない。
10年で10倍株(ドル建て)の米国株を保有していたとしても、
仮に1ドル100円から50円に円高推移していたら、
ドル建てでは10倍株でも、円建てでは5倍株に萎む。
日経平均株価指数をドル建てで見ている米国機関投資家は、
日本株に投資する際の利益は、「ドル建て」だろう。
彼らが、日経平均株価が上昇しなくて、日本株投資で損しそうなら、
円高にすれば、ドル建てで株価上昇分を補うことができる。
米国株指数ETFの投資が最強の扱いになっているが、
10年後に1ドル50円になるという仮定なら、
今S&P500指数が3,000ドルで円建てなら32万1,000円。
10年後、S&P500指数が6,000ドルになっても、1ドル50円で30万円。
円建てなら、含み損。
為替ばかりは、どうしようもない。それが現実。
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