10年に一度の暴落に耐える必要がある。安堵ばかりしてられない。
必ず、こう反論する人がいる。
『暴落の前に売り抜けて、後で買い直せばいいじゃんと。』
そんなことできない。
株式をやったことがない人は、過去の株価チャートをみて、分かった気になっている。
それを上手にできないので、長期投資に徹する。
株式持ったまま、いつが暴落の最低底なんか、わかりゃしない。
暴落はチャンスと言うけど、それは長期投資の買いから始める場面であって、
10年持ち続けてる継続中の長期投資では、試練の場になる。
多少の買い増しのチャンスにはなるが、
評価資産は一時減少するのだから、心穏やかではない。
唯一の慰めは、配当とか、増配だったりする。
数回の暴落(数十年)を経て、株式を持ち続ければ、
例えその銘柄の株価が半値になっても、まだ含み益を持つほどになれば、
長期投資の有難味を初めて感じる。
計1億円の複数銘柄の株式資産を持っていても、
10年に一度は数千万円の評価損下落に直面する確率は十分ある。
下落後、再度計1億円の評価資産に戻るかの保証もない。
しかし、株式市場暴落で企業が淘汰され、
生き残った企業の株価上昇の貢献に預かれるなら、
持ち続けるのが賢明とも思える。
暴落の評価損トラウマに怯え、暴落からの上昇局面で安堵して、株式を手放す。
株式投資って、『実際の理想像』と『現実にやっている事』の乖離は大きい。
生き残れる企業に投資できれば、最高だ。
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