年間配当利回りが1%未満なら、資産が1億円あっても足りないと思うから。
少なくとも、年間配当2~3%の配当利回りは欲しいから、
J&J、P&Gのほうがまだましと考える。
ただし、配当生活をすぐに始めるのではなく、
10年後、20年後を目指しているのであれば、再考する必要はあるかもしれない。
明日から配当生活をするわけではなく、
将来の配当生活を目指そうとしているんだから、
今の高配当額を求めるのか、それとも配当の成長を求めるか。
今の高配当銘柄に手を出したために、
10年、20年後の資産増加の機会を逃すこともある。
あくまでも現時点での話だが、
AT&T、アルトリア、エクソン、J&J、P&Gよりは
アップル、ビザ、ナイキのほうが業績の成長力は優れている。
それに、配当性向もアップル、ビザ、ナイキのほうが低いから、
将来の増配率の成長も期待できる。
配当性向が低い分、事業へお金を回せるので、うまくいけば、
株価上昇もすることになる。
過去10年のアップル、ビザ、ナイキ、J&J、P&G、エクソンの
配当と株価の上昇率が下記の通り。
2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 10年後の 増配率 |
|
AAPL | $0.38 | $0.44 | $0.47 | $0.52 | $0.57 | $0.63 | $0.73 | $0.77 | 2.03倍 | ||
V | $0.15 | $0.22 | $0.33 | $0.40 | $0.48 | $0.56 | $0.66 | $0.78 | $1.00 | $1.20 | 8.00倍 |
NKE | $0.31 | $0.36 | $0.42 | $0.48 | $0.56 | $0.64 | $0.72 | $0.80 | $0.88 | $0.98 | 3.16倍 |
JNJ | $0.54 | $0.57 | $0.61 | $0.66 | $0.70 | $0.75 | $0.80 | $0.84 | $0.90 | $0.95 | 1.76倍 |
PG | $0.48 | $0.53 | $0.56 | $0.60 | $0.64 | $0.66 | $0.67 | $0.69 | $0.72 | $0.75 | 1.55倍 |
XOM | $0.44 | $0.47 | $0.57 | $0.63 | $0.69 | $0.73 | $0.75 | $0.77 | $0.82 | $0.87 | 1.98倍 |
2010年 末株価 |
現株価 | 10年後の 株価上昇率 |
|||||||||
AAPL | $46.08 | $353.63 | 7.67倍 | ||||||||
V | $17.59 | $189.27 | 10.76倍 | ||||||||
NKE | $21.35 | $93.67 | 4.39倍 | ||||||||
JNJ | $61.85 | $137.81 | 2.23倍 | ||||||||
PG | $64.33 | $115.23 | 1.79倍 | ||||||||
XOM | $73.12 | $43.62 | 0.60倍 |
配当生活をすれば、その間も配当は増えていて欲しい。
アップル、ビザ、ナイキなら2倍以上の増配を達成しているし、株価はそれ以上。
すぐに甘い飴玉を欲しがるよりは、甘く熟すまでの果実を得たほうが
甘みの満足感は大きそう。
配当生活が目標だからと、高配当銘柄に飛びつくのはあまり感心しない。
数十年後を見据えた投資をすべきだろう。
配当利回り5%だらけの不安定な保有銘柄で構成するか、
それとも相対的に安定した~3%未満の配当利回りで配当生活を送るかでは、
生活の質も違ってくる。
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