シーゲル銘柄扱いされているし、配当はいまだ維持されているから、
急落すると、そこが底値と思いがち。
買値からの多少の下落は配当で対処できると思ってしまう。
保有銘柄の買値が半分になれば、売り手仕舞うか、塩漬け。
買値が半分になれば、そこからナンピン買いしようなんて気は起きない。
底なしのナンピン地獄も、それはそれで怖いから。
アルトリア株のようなタバコ株は、毎年売上が減少しているとは言え、
本業の利益は黒字で、売り上げ見通しも立てやすい割には、株価は安定しない。
どちらかいうと、ネガティブな報道に影響を受けやすい銘柄。
だから、現在の業績と株価とはミスマッチを起こしやすく、
将来の悲観的なストーリーでの株価に落ち着く。
アルトリアが企業分割される前のフィリップモリスの頃は、
たばこ事業のほかに、食品事業(クラフトなど)を持っていた多角経営の会社。
タバコ事業で儲けたお金で食品事業を買収していた。
それが企業分割されて米国のタバコ事業専業のアルトリアとなったわけだが、
やはり米国内でのタバコ事業では飽き足らず、
ビール会社への投資を行って一時は成功して株価も上昇したが、今は不発。
それでもって、今度は電子タバコ、大麻会社への資本参加に乗り出した。
アルトリアはタバコ会社というより、投資会社そのもの。って俺は思っている。
タバコ事業のキャッシュフローが安定している限り、
なんぼでも借り入れができるもんだから、
他の儲かりそうな事業に資本参加する。
フィリップモリスの時代と変わらず。
投資会社って、当たれば大きいけど、不発だとね?
だから、株の半値位は覚悟しておくべきとおもうけど。
半値になったら喜んでナンピン、配当利回りも倍だよ。
それぐらいの覚悟が必要な銘柄なんだよ、きっと。
ハイリスク・ハイリターンだから、シーゲル銘柄になったんだろう。
株価が下落しても配当再投資しなきゃ、シーゲル銘柄の恩恵に預かれない。
赤本で勉強した気になっていても、実践できなきゃね。
0 件のコメント:
コメントを投稿