2020年2月3日月曜日

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配当生活で目指すべき銘柄は高配当のみと視野を狭めていないか?

配当生活だとAT&Tとかアルトリアとかの高配当銘柄が思い浮かぶ。
配当生活の第一の目的は配当額の最大化。
少ない投資で最大の配当を得るのに効率的な高配当銘柄。
それも、増配してくれて安定しているAT&Tなんて、最高じゃないか。
でも、下記の表を見ると、ビザになる。


AT&T Visa
年度 四半期配当
2008 $0.40 $0.105
2009 $0.41 $0.125
2010 $0.42 $0.150
2011 $0.43 $0.220
2012 $0.44 $0.330
2013 $0.45 $0.400
2014 $0.46 $0.480
2015 $0.47 $0.560
2016 $0.48 $0.660
2017 $0.49 $0.780
2018 $0.50 $1.000
2019 $0.51 $1.200
※ ビザ株は株式分割修正済み

ビザは常に低配当利回り1%未満。
これじゃ配当生活に向かないと直感的に思うはず。

具体例を示せば、
2008年末のAT&T株価は$28.5、ビザ株価は$42.44。
仮に2008年末で1万ドルを両銘柄に投資すると、
AT&T株数は350株だから、2008年の四半期配当金額は約$140。
ビザ株数は235株だから、2008年の四半期配当金額は約$24。
これじゃ、配当生活を目指そうと思えば、AT&T株買っちゃうわ。

このまま2019年を迎えると、
AT&T株数は350株だから、2019年の四半期配当金額は約$178。
ビザ株数は235株(※実際は株式分割で4倍)だから、2019年の四半期配当金額は約$282。

2019年になれば、ビザ株の四半期配当額のほうが大きい。
誰もビザ株で配当生活なんて期待しないだろう。
でも、持ち続ければ、配当生活できるんだよ。AT&T並みにさ。

今の配当生活をとるか、
将来の増配の勢いに期待した配当生活
を目指すかで投資すべき銘柄は変わってくる。

キャピタルゲインもインカム両方狙える株もあるのに、どっちがいいかなんか無用の議論と思う人はクリック

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