バフェット氏の発言で、自慢話はほとんど聞かない。
聞かされるのは、後悔や失敗の言及のほうが多い。
・マクドナルド株を売却した後悔に「寝ていれば良かった」と言及。
・アマゾン株を見逃したこと
・IBM株の投資を数年後に間違えていたと言及
・航空株への投資で失敗を認めたこと
・クラフトハインツ株では「支払い過ぎた」と言及
逆に言うと、アップル株で、「儲かった」と自ら自慢した記事をまだ一度も見ていない。
これは誰もが「真似」できることではないだろう。
大方の信託運用者、経営者は、失敗に関して必ずこう言う。
「市況が良くなった」
「外部環境が悪すぎた」
「不正を知らなかった」
言わないことはただ一つ。「私の判断が間違っていた」。
私の投資に関しても同様に、投資銘柄数は10以上あるが、失敗銘柄の方が多い。
だから、圧倒的に「後悔」「失敗」銘柄数のほうが多い。
ある時点から売らないと決めたから、後悔・失敗銘柄は「塩漬け」として残っている。
馬鹿だから仕方がない。
効率さを考えれば、後悔・失敗銘柄を売却すべきと思うかもしれないが、
また新規の後悔・失敗銘柄を掴むと思うからしないし、
買ったら売らないと決めたのだから、これだけは守る。
買った自分の判断が、どこかで間違っていたのだから自業自得。
それに、現在、後悔・失敗銘柄でも、中には景気循環株も含まれているので、
最終的に浮上する可能性がないわけでもない。その期間は配当で我慢する。
「後悔」「失敗」銘柄数のほうが多いのに、
なぜ長期間投資を続けられるかと言われれば、
それは、
長期成功銘柄の利益額が後悔・失敗銘柄の損金よりも大きい
から。
これを理解するのに十年以上かかった。
でも、まだ理解していないのかも知れない、本当は。
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