2020年2月16日日曜日

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長期投資の難しさ→30年後の不安に誰が興味を持つ?

人間は時に過去を振りかえって、嘆くか懐かしむ。
株式投資の振り返りの多くは、嘆く。
アップルやビザをIPOから持ち続けていればと。今頃は。
30や10年前に買えたとして、果たして持ち続けられたかと言う疑問は生まれない。

長期投資が有効なのは、長期間株価が上昇する銘柄に巡り合うことで、初めて効果をはっきりする。長期投資自体は、数ある投資法のひとつの投資法であり、唯一最強ではない。
だから、長期投資が短期投資より優れている投資法でもない。

「優良銘柄を長期投資することが大事」

というが、優良銘柄って”どれよ”となる。

かつては、J&J、P&G、IBM。
いまじゃ、AAPL、V、MSFT、GOOG、AMZN。
って、ところか?
これには個人差があるから、たぶん、間違っているだろうな。

優良銘柄は時代と共に変化するなら、
長期投資に耐えられる銘柄は存在するのかという疑問も残る。

堅実な優良銘柄なんていうのは、ただのセールストークに過ぎない。

長期でみれば、企業は企業分割や事業の切り売り、そして買収を繰り返すことで、企業も様変わりする。一つの企業をズーット持つことは、実はなかなか難しかったりする。

アルトリアが良い例。
かつてフィリップモリスを持っていれば、今では下記の4銘柄を持っている。

アルトリア
フィリップ・モリス・インターナショナル
クラフト・ハインツ(クラフト)
モンデリーズ

シーゲル銘柄の代表格フィリップ・モリスは、いまでは4銘柄の分散投資に様変わり。
集中投資したくても、フィリップ・モリスが許してくれなかった。

長期投資の難しさは、30年後の話には誰も興味がないという点。
30年後の自分が想像できなければ、何もしないでしょう。

30年後の「億り人」に興味のある人いる?

長期投資を暗黙に信用するなかれ!
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2 件のコメント:

黒田順之介 さんのコメント...

長期投資は確かに難しい。エクソンモービルが原油市場を牛耳っていたのに
シェールオイルが米国から出てきた。30年どころか10年位でガラッと変わった。
そして一番の問題が30年後って何歳ですか?
目も悪くなるし体力も落ちる。
知らない処に行くのも面倒臭い。旅行?家の近所が一番便利だよ。
買い物?ネットで買えるのに出歩くの?家で動画見てたら良いじゃ無いの?
世の中が加速度的に便利になると家に居るのが一番快適となる。
じゃあ億とかの金が有ったとしても要りますか?病院で使うの?
死ぬ瞬間が一番金持ちってバカなのか?と仰る方が居たけど誠にその通り。

ただ、じゃあ金が無い状態で目も悪くなって体力も落ちるのに働くのか?
コレも厳しいし第一、嫌だ。

散財は計画的にってか?w

ガンプ さんのコメント...

個人的には公的年金を全く当てにしていないので、私的年金を作り上げる。
公的年金は支払っているので、支給されれば貰うけど。

私的年金を作り上げるとしたら、原資として億以上は必要と考える。
老後になったときに、その億の資産を取り崩すのか、
それとも、そこからの配当でやっていくのか、の2者択一となる。
まぁハイブリッドでもいいけど。

これが悩ましい。自分がいつ死ぬかわからない。
①取り崩して資産ゼロになっても生きていれば、みじめになる。
②配当収入で暮らせれば、億の資産はそのまま使わずに
 人生を終えることになる。

②は世間様から馬鹿呼ばわりだろうけど、①よりはましだとも思う。
しかし、①か②を選択できるってことは、それこそ恵まれていると感じている。
だから、長期投資で成功を夢見る。w

将来の老後も経済格差は拡大すると思っているから、
一人身の高級民間介護施設だと、いくらかかるんだろうと思う。
高級施設なら月30万円以上はするかと、それなら10年間で最低3600万円か....高いよな。