2020年1月19日日曜日

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非ESG銘柄もディスカウント状態なら好機に映る

みんなが割安と判断すれば、その割安株は買われるので、割安ではなくなる。
なので、『割安株として放置されている株』というのは原則、存在しない。

石油株は環境に『やさしくない』とみられているし、タバコ株は健康を『害する』。
ESG投資からみれば、除外対象の銘柄候補。
資産価値からみて割安の株価であってもESGから見放されれば投資できない。

投資できない銘柄が存在し、誰もが買わなくなれば、その銘柄の人気は通常落ちるので、株価は低迷する。例え、その銘柄の増配が続いていたとしてもだ。

株式投資の現代テーマではESG(環境や社会的責任、ガバナンス)が付きまとう。
環境に『やさしくない』、健康を『害する』銘柄が果たして環境や社会的責任を果たしているのかを、投資運用する人は説明しないといけない。
説明できなければ、投資はできないし、持っていれば売却せざる負えない。

環境に『やさしくない』、健康を『害する』製品が本当に求められていないのであれば、消費者は買わないはずなのだが、そうはなっていない。

そこに矛盾が生じる。

(環境や健康にはよくないかもしれない)製品は買われるのに、企業の株は買われない。
その状態は、割安に見える。

消費者はその製品を買い続けているが、投資家はその銘柄に投資できない状態が続けば、
非ESG銘柄の中には、割安に放置され過ぎていると気づく投資家も出てくる。

みんなが割安(PERが一桁台)と思っても、ESGなどの投資基準で買えないことが、
かえって好都合とみる投資家も出てくるだろう。

割安で放置されている状態というのは、見放されたか、嫌われたかのどちらかだろう。
非ESG銘柄だから、『この事業は儲かるはずがない』と思い込んでしまう。

非ESG銘柄だからといって、事業不調になるとは限らない。

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