2019年12月10日火曜日

記事

キャピタルゲインは株価上昇があってこそ、配当貴族は銘柄次第だけど、そこそこ安定。

キャピタルゲインは、ハイリスク・ハイリターン。
インカムゲインはローリスク・ローリターン、銘柄によってはミドルかも。

そもそも水と油、噛みあうわけないじゃん。

キャピタルゲインは順張りなら、何が何でも株価上昇。それが利益の源。
毎四半期、成長が確認していることに主眼が移る。

インカムゲインは、配当支出以上の利益が出ているか、それが重要。
参考値は配当性向とか、キャッシュフローが主眼になる。
インカムゲインも時にはハイリスク・ハイリターンになるけど、それは往々にして株価下落に伴う高配当銘柄になったときの無配リスクが主な要因。
配当貴族で30年も増配を継続していれば、そこそこ安心。
”タラれば”の話をすればキリがない。

キャピタルゲインでは「ほったらかし投資」は困難で、インカムゲインなら「ほったらかし」とは相性がいいかもしれない。

それに長期投資の観点で見れば、四半期配当を1回だけ貰う目的で投資する人はまれだから、インカムメインだと自然に長期投資の傾向に流れやすい。

SBGのビジョン・ファンドを見ると、明らかにキャピタルゲイン狙い。
IPOして上場益を狙う。配当目的ではない。
その点では、今回の「WeWork」の”ごたごた”を見ると、キャピタルメインの投資の危うさが浮き彫りになる。1回こければ、損失もデカい。
失敗も成功のうちなんて言ってられない。失敗は失敗。

キャピタルゲインは、せっかちになりやすく、情報にも敏感になる。
買値よりも下がれば、利益を得られないんだから躍起になる。

インカムゲインは、うまくいけばキャピタルゲインも得られるかもと考え、当初はインカムだけで十分と考えるから、呑気な面がある。
いつもの反論で無配リスクが出てくるが、無配リスクを大きく考えると、どの銘柄にも投資できなくなる。

試しに、何のために「配当貴族」なんかの称号を考えたかポジティブに考えてみよう。
配当貴族の称号から外されるような配当政策をとったら、真っ先に取締役会で解任されるだろうなと思う。

その位、配当貴族の称号は大きいとも思う。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へにほんブログ村

0 件のコメント: