2019年12月11日水曜日

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株価チャートの右肩上がりを信じるか?_見るべきは株価じゃなくて業績

私は、株価じゃなくて業績を見る。
長期であれば、株価はやがて業績をなぞると思うから。

多くの株式投資家は、株価チャートを見る。そして右肩上がりかを確認する。
投資の界隈では、なぜか業績チャートはほぼ見かけない。
EPSでも、売上でも、利益でもいいのだが、それに関するチャートは人気がない。

株価は、EPS×PERで算出される。

この計算式なら、EPSが下落しても、PERが上昇すれば、株価は維持される。
PERは、株式市場の参加者によって決められ、値を規制する法律もないので、値の根拠はあやふやな面がある。
EPSは、原則、会計基準に準じ、業績は企業活動の成果として表現されるので、誰かのさじ加減で決まるものではない。

株価は、PERのさじ加減(=市場参加者の思惑)で日々大きくぶれる。
業績は米国企業ならほぼ四半期決算なので3か月に一度確認すれば良くなるが、株価は毎日変動する。

株価は「目標株価」、業績は「期待EPS」とかで予測されるが、両社とも予測は不可に変わりはないが、株価は英語表現ではexpectedを使わずに、targetを使う。

株価とEPSの変動の複合チャートを見るのが、一番しっくりくる。
ピーターリンチの書籍「株に勝つ」で掲載されているチャートは、株価とEPSの複合チャートになっている。



ビザの株が人気が出て(=PERが上昇)株価が上昇したのか、それとも業績が上昇したことが要因なのかがハッキリする。
業績の裏付けもなく、ただ希望的観測(PER値の上昇)のみで株価上昇した銘柄ほど危ないものはない。

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