2019年12月1日日曜日

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自動運転技術に惚れるなかれ_ダッシュボード争奪をめぐるグーグルとアップルの戦い

自動運転のテクノロジーワードに翻弄されて、テクノロジー株に手を出すときには、それが長期投資なら十分吟味しておく必要がある。

自動運転銘柄なら、多くの銘柄が推奨されている。日本、米国銘柄問わずに盛沢山。

①技術志向の会社の傾向として、最初は赤字決算続きの研究開発投資先行で、技術採用で一気に黒字化を目指す経営が目出つ。

②運よく、標準化採用されても、それが特許で守られていないと、コピーされて終わり。

③次には、大手自動車会社への技術採用コストの問題。大手自動車会社相手に商売をしないといけない。大手自動車相手に莫大な利益を出せる部品会社はほとんどないと思う。

自動運転銘柄も短期勝負と割り切れば、株価急騰のタイミングで儲けることは出来るだろうが、それができれば誰も苦労はしない。

長期投資観点なら、自動運転技術にどのように投資すればいいのか?

私見だが、コンテンツビジネス企業に長期投資しておくのが得策と思っている。

今までの運転時間が「何に変わるのか」。
自動車のスマホながら運転の罰則強化が最近されたということは、今の運転手はスマホがしたくてどうしようもない裏返し。
なぜ、グーグルが自動運転を研究開発投資をしているのか、アップルもだけど。

今まで運転していた時間は、スマホ(インターネット接続)時間に変わるとみている。
自動運転が最終目的ではなく、今まで運転時間に費やしていた時間をインターネット視聴時間に変えて欲しいと願っている。

運転席・助手席のダッシュボードの争奪戦が始まっている。
運転は自動に任せて、自宅のようにPCを操作できる空間を自動車内に提供したい。
グーグルは、自動車のパネルに広告サイトを表示させれば、広告費を稼げる。
そんな長期的野望を持っているように見える。的外れかもしれないけど。

自動運転技術それ自体は素晴らしいが、誰もそれで永久に儲けられる訳ではない。
価格競争が始まり、すぐにレッドオーシャンするのは目に見えている。

3G競争で唯一生き残ったのはクアルコム程度。
ノキア、エリクソン、ルーセント、今じゃ過去の栄光はないに等しい。

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