2019年11月17日日曜日

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指数株式投資が続けられないのは、資産の増え方が初期段階は「とろい」から

資産形成でリスクを取らずに、ただ積み立るだけだと資産は下記の青線のようにしか増えない。



青線で「億り人」を目指せるかというと現実は厳しい。
年間50年間、毎月3万円積み立てても、3×12×50=1,800万円。6万円でも3,600万円。

複利で資産を増やすというけど、複利の果実を最初の年度からは得られない。
株式投資初心者の資産の増え方は、赤線のように最初の投資開始期間は低空状態で一向に資産が増えない。それは元本額が相対的に低いので、資産額の絶対額が増えるのも遅い。

まさに赤線は一度投資した後は、ほったらかし投資の資産の増え方をイメージしたもの。

素直に、株式なんかに投資せずに、労働収入して貯金で積み立てるほうがよほど堅実に見える(=青線)から、一般的に株式投資は長続きしない。

青線は元本の1に対して1を加算し続けた場合の増え方。
赤線は元本の1を1.1倍し続けた場合の増え方。

株式投資を「若いうちからやれ」とか、「時間を味方につけろ」といっているのは上記のグラフの赤線を見れば実感できる。

米国指数ETF投資から始めたような人にとって、最初の年度から過去実績平均投資利回り7%が舞い込むわけではない。せいぜい1%でも増えれば、幸運なほう。

積立複利投資で大抵下記のようなグラフ(最初から赤線が青線よりも優位)で優位なことを示そうとする人が多いが、株式の投資リスクを無視したグラフ。
最初から株式投資で複利の利益を得らるほど甘くはなく、株式に投資せずに貯金で積立てしたほうが資産の増え方は早いと思うよ、最初のある程度の期間はね。




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