半導体の大手、インテル、まだ生き残っている。そして昨日は好決算で久々の上昇。
インテルをディフェンシブ銘柄と扱う人はいないが、この企業のしぶとさは侮れない。
悲観的な見方をすると、
①半導体製造をも事業としているため、設備投資と景気サイクルによっては重工業の扱いを受けるので、株価が低迷しやすい。
②GPUではNVIDIAに後れをとり、スマホCPUではクアルコムに勝てず。
③ファブレス企業のアームやクアルコムのファブレス企業と比較され、ファブレス企業の身軽さ(特許収入、設計収入)からインテルのような設備投資の負担が大きい会社は敬遠されがち。
④製造に特化した台湾セミコンダクターと製造競争を行い、設計面ではアーム、クアルコムと設計競争、そして設計・製造の両面でAMDと競争関係にある。
今のご時世、インテルを積極的に買う理由を見つけるほうが難しいかもしれない。
それでも、PCのCPU事業ではAMDとはデュオポリ状態で、実質独占企業に変わりはない。
AMDに比べるとインテルのほうが経営は安定している。
現状、コスパの勢いはAMDにあるが、過去の長期実績で見ればインテルのほうが安定している。
インテルという企業がなければ、PCビジネス・クラウドビジネスは回らない。
AMDだけではCPUの供給を満たせない。
株価が低迷したとき、インテルの配当利回りは3%台のときもあった。
配当貴族銘柄ではないが、増配基調は崩していない。
株価が低迷したときには、じっくり拾いたい銘柄の一つ。
言い方を変えれば、高配当銘柄になったときは投資チャンスな銘柄。
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