2019年9月4日水曜日

記事

転がる石に苔はつかない、転がる雪玉には『何が』つく

雪国に住むとわかるが、雪玉を作るには、雪質の条件が必要となる。
湿った雪でないと、雪同士がくっつかない。
乾雪のような「サラサラ雪」は、雪をすくって両手で握っても固まらない。
雪像づくりで必要なのは、水。接着剤相当のものが必要となる。

丘や傾斜のある土地で、転がった雪が勝手に大きくなって雪だるまになるには、
それ相応の条件が必要となる。それは自然条件が作り出し偶然の産物。

株式投資でも、ほったらかし投資で資産が雪だるま式に大きくなるのは、
偶然と見たほうがいい。

転がる雪玉が、転がる先の湿雪とくっついて、ある程度大きくなると
自然と動きを止める。自重と傾斜の加減で、これ以上転がらなくなる。
そして、春を迎え、雪は解ける。

株式投資の場合、これは当てはまらないのかもしれない。
S&P500指数、ダウ平均指数は、いまだに『長期でみれば』転がっている。
一旦は、停止して転がらなくなり、多少溶けた後に、
再度転がって、雪玉を大きくしてゆく。
今だに、雪玉は全て溶け切らないうちに、再度転がり始める。

雪玉が大きくなるには、湿雪が必要で、サラサラした乾燥した雪ではない。

資産に追加投資しても、なかなか雪玉(資産)が大きくならないのは、
乾雪ばかりを与えているから、かもしれない。




0 件のコメント: