2019年9月24日火曜日

記事

入社先企業と投資先企業、そして長期勤労と短期売買

順張りの株式投資で資産を増やす方法は2つ。

①短期売買を繰り返して、その都度、株価上昇する銘柄に投資する
②特定の銘柄を一生持ち続ける

①常に銘柄を監視して、損を最小限に利益を最大限にして取引に臨む。
 人気株や流行株、経済や景気に敏感になって、常にアンテナを張る必要がある。
 会社員で副業で株式投資をするには、不向きかと。

 不景気になったら、すべての銘柄を売り払い、現金化することも厭わない。

②投資先の企業と一蓮托生。
 景気のサイクルに伴う株価変動も気にせず、多少の不祥事でも売らずに持ち続ける。
 10年ほどの株価低迷も気にしない。
 産業や業界の構造で、どうしてもそのような『しがらみ』があると認識する。

 投資先の企業を買い増しするタイミングは、企業が低迷しているとき。
 株価が上昇しはじめたら、それを評価資産が膨らむのを眺めるだけ。
 株価がゼロになったら、その企業を選んだ自分の判断に誤りがあっただけと開き直る。
 株価ゼロに備えて、投資先の企業は分散しておく。
 長期投資だから、数倍株への期待は大きい。
 幸運であれば10倍株に巡り合えるかもしれないが、
 宝くじの1等当選よりは確率が高いと願いたい。

この世の中、正社員になれただけでも十分勝ち組なんだから、
降格でも降級でも会社にしがみつけと言う記事を散見する。

しかし、株式投資だと、今後あり得ない安価な株価で買えた幸運に巡り会えたとしても、
その企業にしがみつけ(持ち続けろ)と言う記事は見たことがない。

入社すると、入社先の企業は永久に事業をすると思ってしまう(長期入社)。
株式投資だと、投資先の企業がいつ事業破綻するのではと思ってしまう(短期投資)。

この違いはなんだ。同じ企業だぞ。

面接して入社するときに、勤務先の企業では良くて5年勤務すればいいや、というのは
余りか聞かない。一応、定年(か中年)まで勤労する前提で、入社する人が多いはず。
とくに、日本の上場企業(子会社も含めて)なら尚のこと。
従業員となると、勤務先企業は長期となる。

株式投資だと、利益確定か損切で、いとも簡単に短期間での株主となる。

従業員は所詮は雇われの身、株主は企業の所有者(実感わかないけど)と考えると、
立場が強くなるだけで、考え方がガラッと変わる。
株主という強い立場にいると、いとも簡単に損益勘定で株式取引してしまう。

定年退職まで勤め上げるのも大変だけど。長期の株主で居るのは難しいわ。

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