シーゲル銘柄として名高いフィリップ・モリス
1995年当時は、タバコ事業と食品事業の両輪の事業構成。
タバコ事業のほうがやや優勢であった。
そして、フィリップモリスは、事業ごとに会社を分割した。
米国内のたばこ事業:アルトリア・グループ(フィリップ・モリスUSAを持つ)
米国外のたばこ事業:フィリップ・モリス・インターナショナル
食品事業:クラフト・フーズ(さらに、クラフト・ハインツ、モンデリーズと枝分かれ)
そして、1995年のフィリップ・モリスを引き継ぐのはアルトリア。
2018年のアルトリアの事業構成の収益割合は次の通り。
かつてのフィリップ・モリスへの投資と、現在のアルトリアへの投資とでは、趣が違う。
1995年当時は純粋なタバコ会社ではなく、食品事業の収益の支えもあった。
今、アルトリアが従来の紙巻きたばこ事業に加えて、JULL、Cronosへ投資をしている。
もし、1995年のフィリップモリスを再現するなら、
現在の株式ポートフォリオは過去のスピンオフの株式割り当て数から、こうなる。
アルトリア:100株
フィリップモリス・インターナショナル:100株
クラフト・ハインツ:23株
モンデリーズ・インターナショナル:69株
こうみると、タバコ事業というのは、何かと事業を増やしたくなる事業の性質を
持っているように見える。
タバコ事業は儲かるので、他の事業に手を出したくなるのか?
それとも、タバコ事業は将来は常に不安視されているから、
他の事業で保険を掛けるのか?
さてどちらなのだろう?
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