2019年7月6日土曜日

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情弱でも構わない。100銘柄知っているより10銘柄を熟知しているほうが賢明。

サブスクリプ銘柄をいくら知っていようとも、10年後に残る企業はどれだけだろうか?
買収されるか、いつの間にか無くなっているかのどちらかの可能性が高い。

過去に主にPC、ワークステーション用途のCPUを設計している会社は、沢山あった。
ザイログ、モステクノロジー、モトローラ、テキサス・インスツル、MIPS、
サンマイクロ、DEC、...

これらの会社でいまだにCPU事業を継続している企業はない。
倒産、買収、事業売却の憂き目にあっている。

ダウ銘柄ならどうだろうか。30銘柄ある。
そのなかの、新入り銘柄のWBA、DOWや日本に馴染みのない銘柄HD、TRV、WMT、
UNH、CVX、MRKはほとんど話題にもならない。あと、軍需企業のあれね。
ダウ銘柄と言っても、正直なところ、何で利益を上げているのか企業なのか、
片手ほどしか、分からない。
馴染みも無いし、事業内容も米国中心の生活スタイルを理解しないと、
企業自体の存在理由も理解できないことがある。
特に、米国の医療制度と軍需企業。

逆に、身近なブランドだけど、日本では知られていない米株銘柄もある。
アパレルのchampion、やTシャツのhanesブランド、を扱うHanesbrands Inc(HBI)。
キャンプ用品で有名なColemanブランドを扱う、Newell Brands(NWL)。
Oxy cleanの洗剤用品を扱う、Church & Dwight(CHD)。
ハーゲンダッツのアイスクリームで有名な、General Mills(GIS)。

更には、タバコ銘柄のダンヒル、ラッキーストライクがBritish American Tobaccoだと
気が付いている人が、日本でどれだけいるだろうか、と思う。

サブスクリプ、5G銘柄と言って、自分の知らない、いろいろな銘柄を調査するよりは、
自分の仕事や取引先のその先にある商品・サービスにNY上場している企業があれば、
そちらのほうが投資には非常に有利となる。
値引きさえ不可能な商品・サービスであれば、それはその企業の財務に現れない強さ
そんな企業を逃すわけにはいかない。
流行銘柄を逃すより、身近な銘柄を逃すほうがよっぽど悔しい。個人的には。
財務に現れない強さは、肌で感じるしかない。

だからと言って、常に10銘柄に株式投資を絞るわけではない。
長期間投資で買い続ければ銘柄数は増え続ける。それは仕方がない。
例えば、旧フィリップモリスを持ち続けた人は、下記の4銘柄に増えている。
アルトリア、フィリップモリス、クラフトハインツ、モンデリーズの株主。
当初は、10銘柄での投資と決めていても、銘柄数は自然と増える。

結論として、自分が熟知もしていない、例え、貴方がハイテクのエンジニアであっても、
5G銘柄に手を出しところで、ビジネスとして儲かっているかどうかの査定は難しい。
3Gの時代から今まで持ち続けて儲かっている3G銘柄はあっただろうか?

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