2019年5月14日火曜日

記事

アップルの中国リスク

年度別の売上地域ベースでみると、下記のようになる。



グレートチャイナの売上げは、振れ幅が非常に大きいイメージを受ける。
2015年は前年比80%以上だったり、翌年の2016年は-20%弱だったり。
凄く不安定な市場。
日本は2013年以降、毎年前年比売り上げ増を達成している。
だからか、売上地域で唯一、国名記載の栄誉を与えられている。
脇道に逸れるが、グレートチャイナは、国名として微妙な表現。

最新の四半期決算発表が第2四半期なので、
第2四半期ベースの地域別の売上と前年比をグラフにしてみた。



第2四半期の前年比のグラフで見ても、グレートチャイナの毎年1月~3月の
売上前年比の比率の振れ幅が他の地域よりも、大きいことがわかる。
2016年第2四半期ときは、グレートチャイナとその他のアジア諸国の前年比
約-25%越えだったが、2019年第2四半期のマイナス前年比の地域トップは、
断トツでグレートチャイナの約-21%。

どうにもこうにも、グレートチャイナの売上回復が必要な感じ。


製品別の売上でみると、2015年Q2と2019年Q2の比較で、
iPhoneの構成比率は小さくはなってはいるが、まだ売上全体の半分以上を占めている。
しかし、iPhone売上偏重の脱却は19年度Q2で改善されている。
サービスは8.61%から19.74%、ウェラブルは2.91%から8.84%に割合を上げている。












0 件のコメント: