アルトリアの'19Q1決算(8K)が発表された。
業績は今一だった。
アナリストの期待EPS$0.92に対して、$0.90(前年同一四半期$0.95)でミスった。
期待売上は45.9億ドルに対して、43.9億ドルでこれもミスった。
8K資料からのCEO発言を抜粋。
“As expected, Altria's first quarter adjusted diluted EPS declined in the mid-single digit range as we incurred higher interest expense as a result of our recently issued debt, without the full benefit of savings from our cost reduction program, which began to ramp up at the end of the quarter. We continue to expect full-year adjusted diluted EPS growth of 4% to 7%.”「予想通り、EPSは、最近発行した債務の結果として支払利息が増加したため、一桁台半ばの範囲で減少。 通年のEPS成長率は4〜7%を見込んでいる。」として、今回の減益発表は予想通りとし、年間のEPSは成長することを期待していると言明。
そこで、減益決算でも、高配当銘柄アルトリアが配当を維持できるのか確認。
配当政策は、配当性向約80%を維持することと、
2019年度のEPSガイダンスは $4.15から$4.27と期待している。
配当性向80%だから、$3.32ー$3.416の年間配当が期待できる。
現状の年間配当は$3.2だから、
最低でも年間$0.12(四半期毎だと$0.03)増配期待余地があることになる。
配当政策については、下記の通り。
- Altria’s current annualized dividend rate is $3.20 per share, representing an annualized dividend yield of 5.9% as of April 22, 2019.
- Altria paid $1.5 billion in dividends in the first quarter.
- Altria expects to maintain a dividend payout ratio target of approximately 80% of adjusted diluted EPS. Future dividend payments remain subject to the discretion of Altria’s Board of Directors (Board).
Altria reaffirms its guidance for 2019 full-year adjusted diluted EPS to be in a range of $4.15 to $4.27, representing a growth rate of 4% to 7% from an adjusted diluted EPS base of $3.99 in 2018参考までに2019年のガイダンスで予想されている内容は、下記の通り。
IQOS市場投入は一応予定されているらしい。
- AB InBevからの配当金の減少により、通年調整後実効税率が上昇予想を反映
- CronosおよびJUULの取引資金に発生した債務からの支払利息の増加
- コスト削減プログラムによる節約(年間で約5億7500万ドル水準)
- 米国PMOSのIQOS開始の投資の増加(FDA承認が必要)
- CronosおよびJUULの投資から得られる利益・現金による貢献がほとんどない前提
今回の業績発表の8K資料にはCashFlow関連の数値発表はなし。
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