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2025年7月28日月曜日

記事

減税の声が高まる一方で、日本の株式市場は好調、と言うアンバランスな状況。

今、日本で生活するのに経済的に苦しい人が増え、
それゆえ、減税、減税と日増しに声が高くなっているが、
その一方で、日本株式市場は過去最高値更新中。

このアンバランスさって何、と思ってしまう?

景気が悪くなれば減税して、景気を活性化。
景気が過熱すれば増税して、景気を鎮静化。

景気が悪くなれば利下げして、景気を活性化。
景気が過熱すれば利上げして、景気を鎮静化。

って、俺は単純に理解しているんだけど、
今の日本は、
減税してくれないと生活できねーよって、
くらい、
労働者側から見れば「景気が悪い」と見える。

だけど、日経平均株価は最高値更新。

唯一、これに当てはめたら少しは理解できる。

r > g

労働者の賃上げ率よりも、
資本家の収益の伸び率のほうがデカい。

資本家の収益の伸び率 > 労働者の賃上げ率

言い方に語弊があるかもしれんけど、
株式市場は先行して上昇し、
賃金上昇は遅れてやってくる、のかね、
そうなりゃ、いつまでたっても、
景気に置いていかれてしまうよな。

逆に不景気になると、株式市場よりも先に、賃金上昇は先行して凍結されるしな。
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2025年7月2日水曜日

記事

rとg、両方をやってみれば人生の後半でr>gが理解できるかも。

株式投資に限らず、投資っていうのは、
すぐには利益があがらんもの。

製造会社の設備投資なんか考えたらさぁ、
最初は設備に莫大なお金がかかり、
その設備投資資金を回収するまで
相当の年数を要する。
それが終わってから、
投資利益フェーズに入るんでね。
そこまで持ちこたえなければの話だし。

俺は長期投資をそんな考えで見ている。

そんな危険な(ハイリスクな)投資するぐらいなら、
働いて一か月後に給与貰ったほうがいいわ、
ってほとんどの人は考えるよなぁ。

ただ、投資は時間がかかるものの、
成功すると個人レベルでは莫大な利益が得られる。
それに比べ、労働収入は働いた分だけ、
稼いだ分だけのお金。

仕方がないよね、リスクを負っていないだから、
想定外の利益が転がる確率は相当低い。

株式投資を長期戦で構えると考えるなら、
その間は食っていくために働かないといけないから働く。
でも、このご時世、働いた後の人生もあるんで、
人生の後半は気楽にいきたいんで、
そこは長期投資の成果にあやかる。

かりに長期投資が失敗したら、
公的年金、社会保障に甘んじるしかない。

そう考えたら、長期投資やっておいても、
それほどリスキーには見えない気もするんだが、
俺だけかな?

俺、理論は苦手だから経験から学ぶ。
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2025年6月30日月曜日

記事

r>gを増配率と賃上げで見てみる、ただしrはハイリスク。

トヨタ自動車の1株当たりの配当金推移。

2015年3月 40円
2025年3月 90円

10年で2倍以上に、配当はr側。

じゃぁ、トヨタ自動車社員の年収は
10年で2倍になりましたか?

一応、ネットでググってみると、
信ぴょう性には欠けるが、
平均年齢40.7歳、平均勤続年数15.6年で

2015年 838万円
2025年 982万円

10年で17%の年収上昇、労働収入なのでg側。

ここ10年でrは約2倍でgは約0.17倍。

かつての日本企業なら、
賃上げ以上に配当を出し渋っていたのに、
時代は変わったなぁ、と感じる。

まぁ、それでも配当なんかは業績悪化で、
あっという間に無配、減配になるんで、
給与と比較するものでじゃない、
ことは確かなんだけどねぇ。

それでも、ここ最近の日本企業の配当政策は、
大きく変わってきた感はひしひしと感じるものがある。

配当貴族達成の日本銘柄はちらほら出てきたが、
配当王まで増配を継続する日本企業が登場するのかねぇ?

かつては社員を大切にするイメージが強かった
日本企業だが、今は黒字でもリストラして増配する。

モノ言う株主増えたから?

r(株主)でもあり、g(従業員)でもあるのが、一番ローリスクかも。
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2022年6月21日火曜日

記事

「資産所得倍増プラン」って、ピケティの「21世紀の資本」のこと言ってんの?

「資産所得倍増プラン」って聞いた時、
資産所得って何?って思った。
資本所得の間違いじゃないの?

で、いろいろググると、資産所得というのは、
「金融資産から生まれる利息や配当に代表される資産所得」
って解釈が多い。

資本所得と変わらないじゃん。
逆に言えば、労働所得を増やす(賃上げ政策)気はないわけだ。

政府がわざわざ、「資産所得倍増プラン」掲げて、
投資を後押ししなくても、
資産所得は労働所得よりも効率が良い、
とピケティ先生が証明されている。

分かりやすく言えば、
「働いてヘトヘトになって高収入を得ても、
 不動産・株などに投資して不労所得を得るほうが、
 断然儲かる」
と言っている。

それを、わざわざ、
「資産所得倍増プラン」で後押しする必要あるの?
それも、具体的な策がNISAの投資枠拡大とかショボい。
少々、風呂敷が小さすぎる。
NISAの日本語は、少額投資非課税制度。
少額投資、そう、少額だよ。器が小さくない?
少額投資の年間投資枠広げても、少額には変わらない。

NISAとて、最長5年でしょう。
繰り越しできると思うが、詳しいことは知らない。
5年では長期投資にはならん。

それよかさ、長期投資の優遇処置取った方がいいと思うけどね。

保有株10年以上の投資益への課税を10%に減税するとか、
20年以上なら無税でもいい。
配当税率も保有10年以上で10%に減税するとか。

貯金、預金を株式資本市場に移行させたいなら、
そうでもしないと滞留しない。
今の株式税制は、短期も長期も同じ税率。
含み益の乗った株式を長きに保有する動機がない。

「貯蓄から投資」って言うけど、
多くの人は株式投資始めたら、
ギャンブルのように短期売買始めるしょ。
世間の多くが思っている株式投資の
イメージはギャンブルなんよ。
だから、「貯蓄から投資」に移行はしないだろうな。
NISA程度の拡充じゃ。

蛇足だけど、「資産所得倍増プラン」の倍増って、
2倍のことを指すのか?
資産2倍なら、年利回り7%でも10年以上かかるけど、
このプラン政策が10年も続くとは思えない。
多分、どこかで忘れ去られて、有耶無耶になるんだろうな。

でも、ピケティの法則は生きていると思うんで、
株式投資は止める理由にはならない。

「貯蓄から株主」のほうがいいと思うけどな。でも、響かないことには変わりない。
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