日本企業の給与体系の大きな弱点は、
報酬制度の柔軟性に欠けていること。
常識や社会性が欠けていても、
仕事ができる社員はいるんだが、
日本企業はその手の社員を通常
「つま弾き」にしてしまう。
飛び抜けた社員には
飛び抜けた報酬(称号)を与えるべき、
と言うのが俺の考え方。
一発屋でも。
会社に10億円の利益もたらしたなら、
数千万円のボーナス与えるぐらいしないと、
次のモチベに繋がらんだろう。
日本企業はこれができない。
技術社員の一発屋に報酬を与えない。
金銭的インセンティブが難しくても、
特別な肩書、勲章は用意してあげるべき。
特等貢献職とかさぁ、コストかからんよ。
昭和の頃は、これをやっていたのよ日本企業は。
終身雇用だけじゃなく、
社員の承認欲求を満たそうとね。
それがあるだけでも、会社に居続けて、
さらに貢献しようとおもったりするのよ。
お金以上に尊敬は「やる気」にさせるもの。
一人だけの給与を上げるわけにはいかない。
周りの社員との協調性が保たれない。
とか抜かす古い感覚の人事、総務。
ボーナス(賞与)の算出方法が、
基本給の何か月って考え方も見直す必要がある。
賞与は業績連動のくせして、
基本給と連動する意味が分からん。
賞与額は青天井にして夢持たせないと。
インターネットにしろ、AIにしろ、
これらの技術革命に協調性や社会性なんか問われない。
問われるのは今までになかった独自性。
それゆえにITの世界では日本は後発組。
和製AIチップさえ、話が出てこない。
中国が自国製AIチップに取り組んでいるのに。
周りが、
「そんなことあり得ない」、
「無理に決まっている。時間の無駄」、
「それは過去に誰かがすでにやっていて結論が出ている」
とけなす様なことを平然とやってのける人間が要るんだよ、
世の中には。
俺自身は、ドンくさくて飛び抜けていないんだけど、
周りで、その飛び抜けた社員を何人も見てきたんだ。
近寄りがたいけど、一芸に秀でていることは確か。
でも、日本企業では評価されないので、
自然と外資にスカウトされている。
群れて仲良し、お互いに気を使って配慮して
過去の遺産で食い繋いでいる職場。
時代に取り残されているようにしか見えない。
日本の物づくりの衰退を感じ取れるんだよな。社員の能力はいつの時代も変わらないのに。
2025年8月15日金曜日
記事
飛び抜けた社員に飛び抜けた報酬(尊敬)がない日本の給与体系。
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