2025年6月30日月曜日

記事

ドットコム・バブルのトラウマから抜け出せない。

エヌビディアが再度、
マイクロソフトを抜き時価総額で世界一。

それでもねぇ、
俺は凄く懐疑的なんだよね、
いまだに。

AIの将来を信じない訳でもなく、
むしろ有望だと思うんだけど、
似たような事例は過去に何度も経験している。

ドットコム・バブル当時で
今のエヌビディアと同じような境遇に
あった銘柄と言えば、
シスコ・システムズだろうな、
インテルではない。

シスコ・システムズも当時は、
時価総額世界一位を達成したし。
業界でもインターネットに接続するなら、
鉄板のシスコと言われていたのは懐かしい思い出。

バブルが弾けると、そりゃぁ、
ネット速度改善するためにとか~
もっと大容量回線が必要!
なんて、声は途端になくなり、
今の設備で何とかしようとするから、
売れなくなるよね。

そういう経験をしてきたから、
そういう目で見てしまうんだよね、
今のエヌビディアも。

いくら、売れまくっていても、
いずれはね、来るよね。

そんなにAIデータサーバー要らんわ、
って供給過多の時期が。
もしくは、電力不足でデーターサーバの
設備投資が遅延することも。

今のエヌビディアが滅茶強いのは、
半導体に加えて、
稼働するAIのソフトウェア(CUDA)資産が凄いから。
そして、それがデファクト(標準)になっている。

でも、これもなぁ、かつてのインテルを彷彿させるんだよな。
ドットコム当時技術的に優れたCPUはインテル以外にも
当時たくさんあった(モトローラとかね)んだが、
それでもインテルの開発向けソフトウェア資産が豊富にあった
お陰で当時のインテルCPUは売れまくり。

ソフトと違い、ハードウェア・ビジネスで
「長期」に渡りトップを維持し続けた企業って、
あまり記憶にないんだよね。

一時期、時代を風靡したコダック、ゼロックスも、
今じゃあれだし。

TSMCの台湾リスクも加味すると、腰が引けるんよ。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

0 件のコメント: