2024年12月27日金曜日

記事

一企業の寿命は短いかもしれんけど、分割・合併・被買収されて成長していくもの。

ガチホは一見、効率悪く見える投資のやりかた。
指数投資は別だけど、
個別銘柄投資なら、
投資先の企業が永年成長し続けるわけじゃないから、
ガチホは誤った投資のやり方に見える。

しかし、逆に投資先企業が、
好業績で成長しているときだけ、
投資するのは理に適っているが、
現実それが出来ないわけでね。

それでも、俺がガチホしているのは、
一企業で見れば、いずれは成長は止まるんだろうけど、
企業は買収されたり合併したり、分割したりして、
再成長を目指して「じたばた」しながら永続するものだと、
思っているから。

石油業界なんかは、その良い好例で、
エクソン・モービル、シェブロン、コノコ・フィリップスと
合併、分割、合併...を繰り返して成長しているんでねぇ。

モービル既存株主はエクソン・モービルの株を受領することで、
新たな投資利益と配当をもらうんよ。

通信業界も同じ。古くからの旧AT&T株主なら、
現在のベライゾン株主にもなっている。
旧AT&Tは解体されて、7つの地域会社と長距離のAT&Tの株式を受け取り、
今度は合併をして、AT&T、ベライゾン、ルーメンの3つに。
そして新AT&Tは、ワーナー・ディスカバリーをスピンオフ。

多くの投資記事は一企業の投資利回りは語るけど、
買収、合併された後の投資利回りは語らんのよ。
記事にするには、相当面倒な計算が必要になるから。

旧フィリップ・モリス株主も同じようなもので、
今ではアルトリア、フィリップ・モリス・インター、
クラフト・ハインツ、モンデリーズの4企業の株主になっている。
旧フィリップ・モリス自身は企業分割で消滅したが、
成長は4企業に分割されているし、
長期的に見れば、増配で投資利益もある。

企業の成長寿命とか倒産リスクから、
指数投資に比べて個別銘柄投資はリスクが高い、
というのは正論なんだが、
リスクが高いうえに、リターンもデカい可能性を秘めている。
ハイリスク・ハイリターンに従っている訳でね。

もちろん、うまく行かなった例もあるよ。
ルーセント、ノベルなんかは買収されたところで、
最終的にお荷物で成長鈍化し、ほぼ消滅。
これもハイリスク・ハイリターンに従っている訳でね。

ガチホするために、買収、分割されても、
現金ではなく、株式でもらうようにしている。
そのほうがより多くの長期間投資できるんで。

GAFAMもいずれは買収、分割、合併の時期が来るとは思っている。それでもガチホ。
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