2024年5月13日月曜日

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ADR銘柄に原則、良い思い出はない。

米株だけでなく、ときには、
世界的に有名なブランド西欧企業に投資したくなるのよ。
ネスレ、ユニ・リーバーとか。
それと世界的な資源会社、BHP、Vale、とか。
あと、BPとかシェルとかも。
まだある、ソフトウェア企業SAPにも。
Vodafone、Volkswagenでも何でも良いんだが。

これらの銘柄は、ネスレなどを除き、
NY株式市場にADR銘柄として上場しているので、
一応、投資できる。一応、気兼ねなく!?

ネスレはかつて東京株式市場の外国部に上場していたが、
今はスイス証券取引所のみのはずなので、基本、手が出せない。
まぁ、NYSEのOTCに上場ティッカー(NSRGY)があるが、
たぶん、日本の個人投資家では手が出せないはず。

ADRだから米株と同様にと思うかもしれんが、
所詮は外様銘柄だから、出来高が薄くなると、
上場維持する目的が薄れて、ADRから撤退することが良くある。
そうなると、現地(本社)の株式市場扱いに移行が原則。
例えばSAPならドイツ証券市場に移行とかね。
または、NYSE市場でピンクシート銘柄扱いになる、
もしくは、強制売却とか、
いろいろと面倒なことになることは予想されるので、
それを覚悟のうえで投資に臨んだ方が良い。
企業分割のスプリット以上に面倒、
特定から一般口座への移行以上の面倒ごとになる。

実際に、そのような憂き目に俺はあったことあるし。
何が面倒かというと、現地株式市場になると、
大体が売買(現地)手数料がバカ高くなって、
一気に投資コストが上昇する。ガチホとは言え、悩ましい。
もちろん、決済は現地通貨。配当も現地通貨に変わる。

あと、配当にかかる課税ね。これにはメリットとデメリットがある。
米株だと、配当の外国税として10%課税されるが、
英国だとそれがゼロ、だからBPはその点恵まれているはず。
豪株、加株は忘れた。
ドイツなんかの西欧大陸株は、大方この課税率がバカ高いんよ。

西欧株で一見、高配当銘柄に見えても、
配当の現地課税(外国勢)を考慮すると、
高配当でなくなることもあるから、事前に調査が必要。

正直、過去にADR銘柄に投資して、いろいろ経験したおかげで、
今では余程じゃない限りADR銘柄にあえて投資する気にはならない。
純粋な米企業で十分だと思っている。
それでも、BHPとかValeとかには惹かれるんだがね。

経験から言うと、
NY市場のADRから撤退した銘柄ガチホしているが、
正直、売る気すら失せるんよ。
どんだけ手数料かかるか、聞くのも面倒だし。

証券会社によって、ADR廃止の扱いが異なるケースもある。もう、懲りた。
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