貯蓄額なら、日々変動することもなく、
「固定化された」金額が手元にある。
株式では、そうはならない。
手元にある保有株式の評価額は「株式市場」で決定されるので、
今、手元にいくらの資産額があるかはリアルタイムに変動する。
米国株式なら、為替も加味される。
日曜日ぐらい。資産額が変動しないのは。
でも、月曜日になると、その資産額は瞬く間に変動するから、
日曜日の資産額も実は当てにならない。
株式で資産運用と言えば一見聞こえは良いけど、
「株式資産額が日々落ちつかない」、
ことに関しては誰も周知してくれない。
たくさんの投資リスクは散々告知してくれるけど、
この手の運用に関わる「煩わしさ」は体験しないとわからん。
老後の安定した人生設計の元、
株式投資の運用してみたら、
投資の不安定さに翻弄されるんよ。
老後まで待っていられないから、
運用から手を引く羽目になる。
それじゃぁ、その資産額の不安定さを克服するには、
どうしたら良いか、と考えついた答えは、
「資産額を増やすこと」しか見つからんかった。
株式投資に安定を求めること自体、無理がある。
だから、株式投資で資産運用している限り、
老後も不安定な人生を歩むことになるんだが、
資産額がデカければ、不安定でも良いじゃないか、と。
5千万円よりも1億円保有していれば、
1千万円減っても、減少額は同じでも減少率が違ってくる。
1億円なら、まだ手元に9千万円もある。
資産額のデカさが「防波堤」になる。
また、長期投資していれば、幾度となく暴落、暴騰を経験するんで、
その不安定さが逆に投資機会を生んでくれるんだし。
安定した株価上昇だと、
逆に投資利益が少なくなることも想定される。
もう30年近く長期投資していると、
安定した微動だにしない株式市場も逆に「つまらない」もの。
暴落、暴騰どっちでも良いから、変化のあった方が投資しやすい、
というか投資したくなる、ものなんだな~。
米国株式指数が毎年8%ずつ上昇するなら、それはそれで面白くない。
もうわかりきっている相場だからな。
でも、実際は平均で8%なわけで。
そこに投資チャンスが転がっているわけ。
人生そのものが安定したら、それはそれで「つまらない」もの。
求めているのは経済的安定ではなくて、経済的自由でしょう。
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