2024年1月15日月曜日

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高配当銘柄ではなく、増配銘柄で投資元本を回収していく長期投資。

仮に長期を30年と考えて、
増配銘柄に投資したら、何が起きるか?

年間配当利回り50%なら、税金を考慮しなければ、
2年で投資元本を回収できる。
その理屈で進めると、4%なら25年で回収となる。
1%なら100年なので生きている間に回収は不可能。

しかし、配当銘柄の中には増配と言う強い味方がおる。

毎年5%の増配率なら、
72の法則で約15年で配当額は2倍になるので、
配当利回りも2倍(投資元本ベース)になる。

配当利回り2%で投資元本回収は50年で、
ちょっとガチホ保有で回収は無理に見えるが、
増配率5%なら、15年で利回り4%になり、
回収ピッチは加速する。

何言っているか?
わからないと言われそうなのでビザで具体例を示す。

ビザの2014年の四半期配当額が0.1ドルで、
当時の株価約53ドルなので、
当時の配当利回りは0.7%=0.4/53。
現在の四半期配当額が0.52ドル。
この間の年間平均増配率は17%になる。

投資元本ベースの年間配当利回りは
(0.52×4)/53=3.9%
に上昇。

ビザを過去10年保有し続けただけで、
約4%弱の配当利回り銘柄に様変わり。
ディフェンシブ銘柄並みの配当銘柄になる。

増配率が今のまま継続するならば、
さらに10年後には約8%弱の配当利回りになり、
そのころには投資元本も回収間近。
いやー、それは過去の実績ベースの仮定での話でしょう、
今後どうなるかはわからんし。誰もがそう疑う、はいはい。
2014年配当利回り0.7%が10年後には3.9%の利回りに。
しかし、今の株価ベースでの配当利回りは偶然にも0.79%。
歴史は繰り返すかもねぇ。

1%未満の超低配当銘柄でも、増配基調が長期なら、
投資元本は長期累計配当で十分回収できる。
含み益なんて言葉不要になる、
配当で投資元本回収済みなんだからね。
株価×株数がそのまんま投資利益になる。

高配当は高配当のままだが、増配銘柄は低配当から超高配当へと導いてくれる。
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