秋になると、やたら「The North Face」ブランドの
着衣を見かける。
いや、ほかにもブランドものたくさんあるだろうに、
なぜか、このブランドだけ目立つんだよなぁ。
日本の場合、中身はゴールドウィンなんだけどさぁ。
日本で見る限り、「The North Face」ブランドは
全然廃れていないのに、親会社VFCの業績は、
あかん状況が継続している。
まぁ、すぐに業績回復するほど経営甘くないし。
最近は、モノ言う投資家エンゲージド・キャピタルが
口出しするようにもなったし、
取締役やら、経営陣の移動やら入れ替えも盛んに。
暫定CEOだったのも、正式なCEOを迎え入れていたことは、
前の記事で言及済み。
米大手企業って、買収とかCEOが入れ替わると、
上級管理職の総入れ替えなんか当たり前だからね。
一気に社風を変えちゃう。
昨夜、四半期業績発表があり、「The North Face」は好調なんだが、
もう一方の稼ぎ頭「Vans」の低迷に歯止めがかかっていない状態があらわに。
四半期配当も、$0.51→$0.30→$0.09(今ここ)と減配に歯止めがかからず。
かつては配当貴族で、配当王まであと少しだったのにね。
ただ、VFCがまだ生き残れると感じる点は、
多くのブランド(ほかにDickies、Timberland、Jansportsなど)
を抱えているので、即破産って言うのは考えにくい。
ブランドを切り売りすれば、バランスシートの改善はできる。
それでも、経営に専念するため、自ら上場廃止することはあるかも。
肝心なのは「Vans」ブランドの回復なんだろうな。
ブランド自体は知っているけど、アメカジな感じだからか、
日本だとあまり見かけないというか、他人の靴は見ないからなぁ。
エンゲージド・キャピタルが言うには、俺らの提案に従えば、
3年以内に株価40ドル台になると息巻いていたんだが、
ほかのモノ言う投資家
リージョン・パートナーズ・アセット・マネジメントも
口出し始めたから、よほど、みんな関心あるんだろうな、VFC。
Nikeが買収しないかな、と密かに思っていたりする。
0 件のコメント:
コメントを投稿