2023年10月22日日曜日

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〇年前に投資していたら今は数十倍銘柄の多くは株式分割されてのこと。当時の株価がべラボーに安かったわけじゃない。

勘違いしている人が多くてびっくりするんだが、
例えば、アップル株を十数年前に投資して保有していたら、
今は200倍になったとする。今の株価が170ドル台だから、
投資したときの実際の株価は0.85ドルだった、訳ねーからな。

そんな安くねーよ。題名にあるように、
数十倍株になるような銘柄のほとんどは株式分割されてのこと。
それも一度だけじゃなくて、何回も。
もちろん、例外もある、4、5桁株価の銘柄もあるしね。
今何かと未払で話題のBooking.comは株価4桁。
あと、バークシャーハザウェイAは驚異の株価6桁。

原則、数十倍株になるっていうことは、
株式分割で保有株数を増やしてゆくのがほとんど。
株価は分割後も、また分割前の株価までに上昇してゆく。
それを繰り返す。

数十倍株に投資するにも、当時の投資資金は
それなりに必要なんだよ。
100株単位なら数十万円から数百万円、当時でも必要。
株価一桁未満のペニー株に投資するわけじゃなかったんだから。

アップルもテスラも、過去にどれだけ株式分割していることか。

○○年前に投資していたら、今は○○倍の投資記事は多く、
その記事にもきちんと、株式分割を考慮すると、という断り書きがある。
ただ、ここ最近は株式分割する銘柄が少なくなったので、
その恩恵に預かることはまれ。
だから、株式分割を体験できないと、
数十倍株にいたる過程を理解できていないかもしれない。
俺自身も、株式分割を経験してのことだし。

指数投資も株式分割ということはないから、
保有株数が増えるという経験をしない。

あと、誤解している気がするのは、
株式分割すると株価が上昇する、株式分割バブル、
みたいな捉え方している人いるけど、
俺はそう思っていない。
好業績だから、株価上昇する。分割要因ではない。

株式分割も株式併合も、株価調整のためのもの。
1株単位でも手ごろな株価で買いやすくする分割、
ぺ二-株になるのを防ぐために併合、が基本。

ただ、傾向として分割する(株価上昇故の対処)と上昇傾向があり、
併合する(株価下落故の対処)と売られやすい、
傾向実績があったりするだけで絶対ではない。

自社株買いしているアップルの発行済み株式数が
それほど減らないのは、株式分割で発行済み株数がさらに増えている。
要は、好調なら、自社株買い→株式分割のループが続く。

株式分割は好業績のときに、株式併合は業績悪化のときに実施される。株価は業績に連動する。
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