投資したら速攻、忘れるのが一番楽なんだよ、長期投資は。
S&P500指数の年間チャートで30年以上を切り抜けば、
過去は全て上手く行っているんだから。
ダウ30指数とて同じこと。
でも、一度、株式を保有したら、
不安と恐れに苛まれることになる。
含み益になれば有頂天になり、
含み損になれば不機嫌になる。
それの繰り返しが続くんだ。
絶対に避けられない自分自身の心理戦だと思うよ。
うろ覚えだけど、書籍「株に勝つ」の始めに、
次のような逸話がある。
貴方が走った分だけの土地を与えるということで、
その人は心臓発作が起きるまで、走り抜いたと。
耕す農地を手に入れるだけの広さの土地で十分なんだが、
欲は際限がないから、
可能な限りの広さの土地を手に入れようとして、
終いには心臓発作を起こした....という逸話。
欲に飲まれると、結局、永久に満足しない。
心臓発作を起こして、人生を全うするまで。
散財、贅沢しかり。
長期投資をして、もう含み益が盛りだくさんで、
リーマンショック並みの暴落が起きようとも、
大丈夫な位まで行き着かないと、安泰できない。
それでも、資産の半分は減るんだから、
実は安泰じゃないんだけど。
もう、割り切るしかない。
長期株式投資というのは、不安定そのもの。
給与のように、毎月一定額入金される類のものじゃない。
株式投資に安定を求めようとしても無理な話。
ただ、皮肉なもので、安定したものなんぞ、
この世にはないと割り切れば、モノの見方も変わる。
労働収入はハイリスク・ローリターンで、分散が効かない。
とは本ブログで何度も言っているが、さらに補足する。
株式投資をする際、投資先の企業が倒産するリスクを考える。
その位、真剣に投資する。投資した後も。
ただ、投資先の銘柄は分散しているので、
一つぐらい投資元本ゼロになっても、
複数の配当収入の一つを失う程度で済む。
その位の覚悟で「なけなし」の資金を投資する。
それが、勤め先となると株式投資先のようには考えない。
大手企業グループなら大丈夫だろう位の気持ち。
その程度の気持ちで勤務していたな、少なくとも俺は。
今思えば、全然、安定していない。
勤め先の会計情報なんか知らんし、上場していないならなお更。
知らぬが仏と言う奴。無知なだけ。
ある日、出社したら、会社無くなってました、もあり得る。
山一証券なんか、それに近いものあったんじゃないかな。
だから、資本収入も労働収入も結局は、
不安とか恐れとか、あるし、大した変わりはない。
そう思えば、長期投資を恐れる必要はないと思っている。
株式投資をすると不安になるからしないのか、それとも不安だから株式投資をしておくのか、むずいな。
2023年2月10日金曜日
記事
長期投資に不安と恐れはいつもある。でも、労働収入も変わらんぞ。
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