2021年8月15日日曜日

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一つの「かご」(証券口座)にすべて詰め込んでいない?

分散投資でよく聞かされる。
「Don’t put all your eggs in one basket」
(すべての卵を一つのカゴに居れるべからず)
これ、
「かご」が何を指しているか、
考えたことある?

「卵」がお金で、「かご」が金融商品なら、
「多くのお金をひとつの金融商品に投資するべからず」
と解釈できる。

違う解釈もできる。
「卵」が金融商品で、「かご」は証券口座。
そうなると、
「多くの投資商品を一つの証券口座に盛るな」
と解釈できる。

三洋証券、山一証券、リーマン証券だけに証券口座を
持っていた人はどうなったと思う?

証券口座の内容は原則補償されるけれども、
取り出すのには大変な苦労を強いられる。
移管先の無い金融商品(取り扱いの無い株式銘柄)なら、
強制売却されるからね、積立もすべて解約、あぁぁぁぁ。

現金5千万円あって、それをすべて、
ひとつの預金口座に預けないよね。
預金保証制度の限度額1千万円を目途に、
5つの銀行の口座に分散させる。

証券口座も同じ理屈。
手数料が安いだけで一つの証券口座に、
全ての保有株式を預けるのはちょっとなぁ~、と思う。

各証券口座の資産は、
証券会社の資産とは、
別管理されているけど、
いざ、証券会社が破綻し、
合併先すらなくなったら、
相当面倒だぞい。

だから、ひとつの口座にすべての資産を預けない。
これを、分散投資とは言わない、なんて言うんだろうね。

投資は安全でも預け先が安全じゃなかった、って、笑えない。
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