2021年3月26日金曜日

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高配当銘柄を買って、ずーっと高配当であることを願うの?

配当目的で株式投資をする人の多くは、高配当狙いが大半。
配当欲しくて、1%未満の低配当利回り銘柄を買う人は稀だろうな。

でも、なぜ、『高配当利回りを求めて』株式投資する?
債券でも高配当利回りはたくさんあるのに。

発展途上国の国債、新興企業の社債を探せば出てくるよ。
高配当利回りの債券も。
証券会社によって「取り扱い」の債券があるので、
買うのは株式市場と比べて面倒いけど。

高配当株式投資で多くの人が描いている理想は、
配当利回りが良いうえに、
キャピタルゲイン(株価差益)が狙える、
からと思っていない?

そんな銘柄は本当に「稀」。
フィリップ・モリスに取りつかれてない?

そもそも、キャピタルゲインが狙えるような銘柄だと、配当利回りは下落する。
だから、高配当銘柄じゃなくなる運命、にある。

株価$100で年間配当$5の配当利回り5%の銘柄が1年後、
株価$120で年間配当$5.5になれば、配当利回りは4.58%になる。
株価が上昇しても配当はそんなペースで増えない。

高配当株式投資をすると、
いつまでたっても資産が増えないのは、
それは高配当だからということになる。
株価上昇しないんだからさ。

貴方に投資する十分な期間があるのなら、
低配当利回り(1%未満)の連続増配銘柄を探したほうが、
将来の配当生活を目指すうえでは役に立つと思うよ。

増配し続けても、配当利回りは一向に上昇せずに1%未満ってことは、
株価がそれ増配ペース以上に上昇していることの裏返し。

今の株価の配当利回りで考えると、一見、
低配当利回りは、効率が悪いと思ってしまうんだな。
俺もその一人だったけど、でも、ビザを見れば、そんな考えは間違っていたと。

AT&Tの株価推移とビザ、ナイキの株価推移を比較すれば、分かると思う。
どっちが、過去10年で資産を増やしてくれたか?
加えて、どっちが配当を増やしてくれたか?

別にAT&Tが悪いわけじゃないからね、債券みたいなもんって思えばいいだけ。
株価のボラも相対的には小さいから債券みたいなもんって割り切ればいい。
AT&Tの10倍株を夢見るなら、それはちょっとね、って思うだけだ。

増配低配当投資は流行らないよな、結局、目先のお金に釣られるよね。
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