個人投資家が機関投資家に勝てるのは、「時間」しかない、と思っている。
多額の投資資金を持っている投資家なら、10億円の1割の利ザヤで1億円稼げる。
しかし、庶民の個人投資家がせいぜい出せるのは数十~百万円、
1割の利ザヤで数万~数十万円にしかならない。
機関投資家が10年保有して10倍株で利益を出した報道は見たことがない。
多分、そんな悠長な投資はしないだろうな。
彼らは利益を最大限にすることが目的だから、10倍株になる前に利確に走るはず。
さすがに10年も保有するとは思えない。
10年保有していれば、投資先の企業業績も一度ぐらいは落ち込むだろうから、
その時に利確するんじゃない。
会社員の個人投資は投資資金が少ないから、見返りが少ないのも、当然。
それで、焦って、レバを利かせた株式投資やFXに走る。
はやくお金持ちになりたいからね。
30年後の億り人を目指す人がいるだろうか?
30年たってやっと「億り人」になりましたって言う投資記事は、見た経験がない。
雑誌で語られる億り人は、せいぜい10年程度位。
言ってみれば、長期投資で財を成したわけではなく、
銘柄の見極めで財を成した人しか知らない。
銘柄の見極めも自信がないし、投資資金も少ない、
じゃどうすればいいのよと、本当に指数投資で30年で財築けるのか?
俺には分からない。
しかし、30年以上銘柄を保有していても、
誰からも文句言われないし、説明義務もない。
うまくいけば、含み益がたんまりあっても、税金を支払わずに済む。
配当金も30年も経てば、当初から数倍になっている可能性もある。
こんな芸当、ヘッジファンドや機関投資家にはできないだろうと、思う。
長期投資で財を築くということは、30年その財を我慢強く温存してきたわけ。
言ってみれば、30年の投資期間で、その後の30年の人生の安心を買ったようなもん。
少なくとも、お金の心配はしなくて済むんだから。
老後の貧乏暇なしは美徳でもなんでもない。
配当を再投資できるのは、経済的余裕のある人ができること。余裕なきゃ配当は生活費に回るからね。
2021年1月29日金曜日
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投資資金が少ない分、時間で稼ぐんだよ、長期投資は。
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