2020年10月25日日曜日

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指数ETFの上位銘柄の非ハイテク株はJNJ・PG_ハイテク以上のブランド力

S&P500のETF指数の上位10銘柄は、ほとんどがハイテク株で占められている。
VOOやSPYの上位組み込み銘柄10位を眺めると、
非ハイテク株は、バークシャーを除くと、J&JとP&Gのみ。

意外にもとれるし、納得してしまう面もある。
ハイテク株は、技術革新でオセロのように逆転されてしまうので、
GAFAMが将来10年先も君臨していると考えるには、早計だろう。
今のIBM、HPの惨状をみれば、ハイテク株だけのポートフォリオで、
投資利益を出し続けるのは困難だと気付く。

その点、J&J、P&Gは長期で構えることができそうな銘柄だ。
一時はPBブランドに駆逐されるとして株価低迷していたが、
結局、消費者は(毀損されなければ)ブランドに戻ってくる。

実際問題、J&J、P&Gの製品無しでも代用品はいくらでもあるので、
本当のところの生活必需品株ではない。代用品のブランドやPBで暮らしていける。

それとは逆に、現代生活においてGAFAMのサービスなしで生活していけない。
むしろ、GAFAMのほうが生活必需品銘柄と言える。

これこそが、J&J、P&Gのブランド力によるもの。
実際は生活必需品じゃないけど、そう思わさせているのだと。

この先、J&J、P&Gが上位10位から転落する日も来るかもしれないが、
旧ハイテク銘柄(サンマイクロ、ノベル)のように忘れ去られることはないから、
また10位に戻ってくる可能性は十分に秘めている。

J&J、P&Gは正直、株式投資銘柄としては非常に退屈。
急にお金持ちにはなれない銘柄だけど、
S&P500指数ETFの配当利回りを1%ほど上回る。

JNJやP&Gの投資で株式投資を止める人はいないだろう。
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