2020年10月12日月曜日

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時間を敵にする投資

長期投資は、よく「時間を味方にする」と言われている。

具体例で言えば、
1年間の指数ETFの投資利回りはプラスもあればマイナスもあるが、
10年間でみれば、ほとんどの指数ETFの投資利回りはプラスになるという
実績故の話。
1年間よりも10年間で、投資を考えようとなる。
投資と言っても、現物投資での話。

では、その反対の「時間を敵にする」投資って存在するかと言えば、存在する。
オプション、先物、レバレッジなどの投資。
現物投資以外の投資は、基本、余計なコストがかかっている。
そして、ほとんどが時限付き。

「売り」から入る「から売り」は、誰かの現物(株式)を借りて(売り)、
いずれ処分(買戻し)をしないといけない。

これらの作業を無料でやってくれる人がいると思う?

誰かにコストを支払っているんだから、その分、
オプション価格か先物価格に上乗せか、手数料を支払って投資をしている。

株価というものを、数値で見て欲しい。
100ドルの株価の最低値はゼロで終わり。マイナスは無い。金利とは違う。
損失は100ドルまでと決まっている。
じゃぁ、株価の最大値は?
利益は無限。青天井とも表現される。
1万ドルでも2万ドルでも、1億ドルでも、まだ足りない。
アップルの株式は、分割が無ければ、株価は26,185.6ドルになる。
ダウ指数といいとこ勝負じゃん。
こうして見れば、現物投資は、滅茶苦茶ローリスク。

それなのに、「急いでお金持ちになろう」とするから、
わざわざコストのかかる、レバのきいたETFや株価下落の先物に賭けてみたりする。
そして、株価下落を『青天井損失』の投資に変えてしまう。

「急いでお金持ちになろう」とすると、
余計なコストを支払ってまで損することもあり得る、のに。

モノゴトを複雑にして一見安く見せる商売だと、スマホの契約料金がまさにそれ。投資も複雑になれば、同じこと。
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