2020年4月30日木曜日

記事

業績見通しを出せる会社の真剣さ_ニトリ、日本電産、東京エレクトロン

日本電産(6594)の決算記事では、きちんと2021年の業績見通しを出している。
もちろん、当期利益は前年比13.3%増。
ニトリ(9843)も同様に、2021年度の業績見通しは、前年比増の数値を出している。

コロナ禍で『業績見通しを出せません』、とはならない。
見通しを出さない理由は様々あるだろうけども、大きな理由のひとつは、
サラリーマン経営陣が未達成の責任を負いたくないから
と思ってしまう。

創業者はほとんどの場合、自社株主でもある。
株主は計画なき経営を嫌う、知りたいのは業績見通し。

日本電産、ニトリ、両社の創業者は、今を「チャンス」と明言している。
チャンスなら計画見通しを立てないと、始まらない。

東京エレクトロン(2760)も同様に、業績見通しを出している、
それも増配予定付きで。

不確定要素が多くて、業績見通しが提示しません、
会社もちらほら見える中、
減益・増益問わずに、本年度の業績見通しを出すってのは、
経営者としての覚悟を感じる

業績見通しは出さない会社に限って、
社員の自己業績目標シートには業績目標を書かせるんだろうな。

私なら、業績見通しを出さない企業への株式投資は疑問を感じてしまう。
まぁ、米国会社の場合だと、株主訴訟があるから、
業績見通しを出しずらい面はあるけどね。
アップルは、業績見通し取りやめたし。

日本のサラリーマン経営者の中には、えらい時期に社長の順番が回ってきちゃったと思ってるんだろうな。
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